灯台好きなら必ずお世話になる燈光会。

燈光会とは?

『航路標識事業の発達を助成し、航路標識に関する知識の普及を図ることを主目的に大正4年1月に設立し、平成27年4月に公益社団法人「燈光会」となり現在に至っています』
とのこと。
 
燈光会の事業は
1.航路標識事業の発達の助成
2.航路標識事業に関する周知啓蒙
3.航路標識事業についての調査研究
といっても、なんのことやら。

で、具体的には、
1.博物館・記念館での資料展示に関する助成
2.見学できる灯台での業務
3.航路標識の案内板の設置、紹介パンフレット等の作成・配布
4.灯台の歴史に関する資料文献等の整理、機材の保存
5.航路標識に関する文献・書籍の発行
等を行っております。

 

この具体例の3、「パンフレットなどの作成・配布」の中に、「あなたが選んだ日本の灯台50選」という小冊子があるので、買ってみました。

これね

平成10年11月1日、第50回灯台記念日に全国からの応募で選ばれた灯台が50基掲載されています。

日本国内には有名で貴重な参観灯台が16基あるのですが、参観灯台であっても、この50選には選ばれていないものもあります。

ラインナップを見てみると、

神子元島灯台や白洲灯台、水ノ子島灯台、女島灯台のように、孤島や遠い浅瀬にあって、参観どころか、敷地近くに行く交通手段のないものも含まれています。

 

其々の灯台1基につき2ページで、説明文を読むのもまた楽しい。

参観灯台でもある青森の尻屋埼灯台の説明によると、先の大戦時、空襲で、灯台守の方が殉職され、灯台も大きく破壊されたのに、「破壊された灯台が点灯している」という目撃が相次いで、「殉職した職員の霊が灯台をともしている」と地元の人々に信じられていたそうです。

殉職されても、海の安全を守ろうと、灯をともされたのでしょうか?

簡潔な説明ながら、必要な部分はばっちり記されていて、良いガイドブックです。

妹との灯台巡りのために2冊購入しました(笑)

 

で、このガイドを見ながら、今の気分で一番行ってみたい灯台はこちら。

長崎県五島市の大瀬埼灯台。

ロケーションと言い、灯台の建造物としてのバランスと言い、ああ、たまりません~!

 

灯台を考えながら寝落ちするのって、ものすごく幸せ♡