千葉交響楽団の定期演奏会が、昨秋の台風の直撃で、昨日2月7日の夜公演に振替になりました。

今公演は、長くNHK交響楽団をけん引し、現在、N響名誉コンサートマスターの堀正文氏をソリスト&コンマスとしてお迎えしての内容。

目玉の演目はブラ1!

マチネがソワレに変更になり、「帰宅できない」「平日の夜では仕事を休めない」などの声に応えて、払い戻しもあったので、残念ながら満席とは行きませんでしたが、素晴らしい演奏でした。

 

N響アワー(今は「クラシック音楽館」)でおなじみの堀さん。

いつもコンマス席にびしっと座って、オケをまとめる優しいお父さんのような風貌でしたが、ソリストとして拝見すると、かなりの長身で、優雅な身の動き。素晴らしいテクニックを軽やかにこなしてしまうので、決して「おお、超絶技巧」と感じさせない品の良さ。

その柔らかく艶やかな音色・・・。

やっぱり35年にも渡るN響のコンマス、伊達じゃない(失礼)。

 

そして、おらがまちのオケ、千葉交響楽団は、毎日ターボエンジンフル回転のような、山下一史氏の指揮者就任以来、めきめきと進化しています。かつては管でホルンが裏返ったり、なんとなくばらついた箇所があったり、もっさりした演奏も見受けられたのに、聴きに行くたびにオケ自体がシェイプアップし、パッと華やかになっています。オケの筋力がついてきた?

定期演奏会を、もう年2回とは言わず(新年のニューイヤーコンサートはカウントしない)、年4回くらいに増やしてほしいです。

 

 

演目は、、以下の通り

モーツァルト:歌劇「後宮よりの逃走」序曲

         ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216 (ソリスト:堀正文)
ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68 (コンサートマスター:堀正文)

 

次回は5月23日の第107回定演。

ムソルグスキー=ラヴェルの組曲「展覧会の絵」に、ドビュッシーの「牧神の午後」、アルトサクソフォンの須川展也を迎えてのサクソフォンと管弦楽のためのラプソディ他。