マンボウの奇妙な生態 | よしこのマンボウBLOG

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このブログは、生物学についてはまったくの素人であるよしこ(文系♂)が、マンボウの生態についてがんばって書いていく謎のブログです。

マンボウは全長3m、体重2000kgを超える世界で最も重い硬骨魚類です。


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体長:3.1m 体重:2235kg
1908年9月にシドニーの沖合で蒸気船と衝突したところを捕獲


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体長:2.5m 体重:推定1000kg超
2009年4月6日 熊野灘近海の定置網にかかり、木本漁港に水揚げ


マンボウの成熟・産卵過程や産卵期については不明な点が多く、
これまで飼育環境下でマンボウの繁殖に成功した事例はありません。


マンボウはしばしば海面にからだを横たえた姿が観察されており、
先日お話したように、ここからsunfish という英語名がつけられました。


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「昼寝」状態のときにはイルカなどにふざけて体当たりされることも・・・


マンボウの体にはおびただしい数の寄生虫が付着しており、
「昼寝」行動はカモメなどの海鳥に寄生虫を取ってもらうためとも、
日光による殺菌が目的であるとも考えられています。

行動の緩慢なイメージがあるマンボウですが、本気さえ出せば
かなりのスピードで泳ぐことができます。

勢いをつけて海面から数メートルの高さにジャンプすることもあり、
一説にはこれも寄生虫を振り落とすための行動と考えられています。

ただ、残念なことに、マンボウはこのとき海面に強く体を打ち付けすぎて
死に至ることがあります。


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海岸に打ち上げられたマンボウ


ユニークな生態をもつマンボウですが、マンボウの生態にはいまだ
解明されていない謎が多く、今後の詳しい調査が待たれます。


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これまで数回に分けてマンボウの生態について書いてきましたが、
正直なところもうネタ切れの状態です。

次回からはマウンテンゴリラの生態について書いていこうと思います。