絵本よませていただきました。

平和に暮らしていたリュウが変わり果てた姿で声も出せずに海底深くに潜んででしまうところは、

被災した子供たちの気持ちそのもので、読んでいる子供たちが共感すると思いました。

そしてリュウがわが身の危険を顧みずに島の火災をくいとめた場面や

小さい生き物たちがそのことへの感謝を示してくれた場面は

みんなの心にある「善意」や「感謝」といったよきものを思い起こさせてくれて、読んでいて温かい気持ちになりました。

「名もない花も虫たちも意味と理由をもって生まれてきている」という言葉は私の心にとても響きました。

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「真珠と水晶」は、東日本大震災で親を亡くした子供たちのためがくじけずにいてほしいという願いを形にし、今年3月11日に出版して沿岸部の岩手・宮城・福島の小学校など443校へ送りました。

支援団体が現れて再び、沿岸部以外の特に原発事故で影響のつづく地域の子どもたちにも贈られることになりました。

思った以上の反響に驚いています。
そして紙芝居が作られることとなりました。またボランティアで読み聞かせをして下さる方も複数現れるようになりました。
DVDのお話も上がっています。

市長さんや、教育委員会さんからもお礼状やお便りを頂戴しました。 多くの方から感想をお寄せいただいています。

このブログはしばらく童話のことを報告します。

お寄せいただいたお便りを紹介します。

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巻頭・巻末に記された、「自分の悲しい思いを力に変えて、そこから学び、もっと広い世界を考えることができる人になろう」という小倉さんからのメッセージは、

ただの励ましだけににとどまらない、もっと別の視点から考えてさらにに高いものを目指す勇気を与えてくれる言葉だと思います。

そしてそれは被災した方だけでなく、私たちが生きて困難なことにぶつかった時にも当てはまることでしょう。

この絵本は、被災した親をなくした子供たち、それから天国にいる親御さんたち、

そして今つらい状況にあるすべての人達に、勇気と励ましを与えてくれる絵本だと思います。

素敵な絵本をどうもありがとうございました。