高齢者の問題に公私ともに取り組んでいる毎日です。
今日は、午後から2か所の高齢者施設で講習会をしました。
今日、福島から帰ってきました。
今回の帰郷で、急転直下、父の転院先が決まりました。

厚生省は、医療機関での入院を6か月に制限をしたことで、
実家の父も、9月に脳梗塞を患ってから、この3月で医療機関での
治療ができなくなり、介護施設に転院しなければならない状況に
置かれました。

「点滴をしていては、どこも受け入れ先はありませんよ」と言われて
胃瘻の手術も受けました。

何十人も待っている施設のところに、あてもない申込書を出し、
いつ入れるのか、心細い思いで待ちに待って・・・。いっそ、
自分で介護施設を造るか!とまで真剣に思い詰めました。

いろいろな方のアドバイスをいただいている中に、実家のすぐ
そばのグループホームの名前があがってきました。

そして藁にもすがる思いで尋ねますと、深刻な事態を鑑みて
いただき、急遽転院が決まりました。

リハビリは受けられないなどの点も、自費で頼むことなどを
してクリアーできることもわかり、最良の選択を選ばせてもらうこと
ができました。

自宅から数百メートルのところにあるので、運転のできなくなった
母も、毎日お見舞いに通うことが出来るようになります。

ほんとうに、本当に感謝してもしたりないぐらい感謝しています。

けれども高齢者の施設はまだまだ不足していて、自分の身内だけが
良いところに入れたからといって、喜んでいてはいけないですね。

厚生省は、なるべく自宅で介護できるようなシステムを作り始めています。
掛田町は、お世話になる医療機関が全国に先駆けてさながら自宅に居ながら
病院で看ていただいているような循環式の訪問看護をはじめます。
自宅に介護士、看護師が日に、5-6回循環するシステムです。

24時間訪問介護というシステムも全国に先駆けてのものだそうです。
こうした手厚い自宅介護の制度が拡がっていけば、畳の上で、家族に
見守られながら最期をみとられるという人たちが増えていって、
高齢者介護、高齢者のホスピス、死生観も変化していくことと
思われます。

父ももう少し良くなったら、自宅でこの24時間訪問介護、循環式のシステム
の恩恵を受けながら、家族の中で自宅で過ごす時間も出来ることとおもい、
介護に夢がふくらみました。