人の輪がひろがっていくことは、すごいことですね。
福島の避難母子の会に参加しました。

今日は、ドイツのジャーナリストも自らの記録映像を
提示してトーク形式で原発事故の映像について語ってくれました。

映像にまとめられていたのは、ヒロシマやナガサキの
経験を持つ、世界で唯一の被爆国である日本が、

戦後、平和利用として核を自らに取り入れてきた矛盾を
克明に突き、フクシマの放射能事故を問う内容でした。

福島から避難してきている人たちが、心を寄せ合って、
お互いに支えあって、支援してくれる人を支えにして
避難場所で頑張っています。

福島から、避難してきた人たちも、
福島で、避難できない、避難しない人たちも、
放射能事故の犠牲者です。

そして、とても複雑な神経を使うことを毎日のように
強いられます。
逃げたという差別を受けたり、
放射能による健康被害を心配したり、
精神面でも、肉体面でも、
さまざまなストレスを抱えていることを考えて、
人道面から今後も長く配慮されなければならないと思います。

ふくしまは、ずたずたに分断されてしまっているものを、必死に
つないで、ひとり一人必死で歯をくいしばって耐えています。

原発の事故原因究明も終わっていないのに、
安全が確保されないまま、原発再稼働が実行されてしまいました。

フクシマの悲劇が何もなかったような、反省のない態度には、
怒りとともに国に救いも信頼をも感じることができず、呆然としています。

このことを、外国メディアは見逃しはしないでしょう
すでに、一国の事故ではなく、世界の事故として、
世界にも大きな迷惑をかけているからです。
特に、事故後の処理を注視しています。

派閥争いや、国民から徴税する消費税増税でなく・・・。
信頼される国を作るためにも、しっかりした方針を持って、
国民のための政治を打ち立ててもらいたいものです。