長く居座った台風もようやく離れ、青空が戻って来ました。
3月に続いて、日本が災害の国であることを再び目の当たりにして、
胸が痛みます。
10日の川崎市アートセンターでは、突然の参加にもかかわらず、
快くお迎え頂きましてありがとうございました。教えていただいた上に、
材料まで分けていただいて本当に申し訳ありませんでした。
昨日、早速義母と一緒に作りましたので、取り急ぎ、送らせて頂きます。
義母はこの頃、無気力な時間が増えているのですが、「福島に送る」と言うと
思い出を語りながら、とても集中して一気に作り上げました。
きれいで大きな広瀬川でアユ採りをしたこと、花火を見たこと、桃やアンズや
トウモロコシがおいしかったこと、友達と4人で部屋を借りて住んでとても
楽しかったこと等々、次から次へと湧き出るように話しながら作っていました。
「福島は私の第2のふるさとなのよ。」という義母の口ぐせそのままに、
美しく懐かしい福島への想いを込めた作品です。作り終えた後も、思い出話は、
途切れることなく続き、夕方、所用を終えて帰宅した義姉達にも、「ほら、
福島の灯ろう流しにするのよ。」と、嬉しそうに得意そうに見せていました。
お陰様で私達も幸せな気持ちになることができました。指先の器用さが失われて
きているので、少々稚拙ではございますが、使っていただければ嬉しいです。
誰にでもできて、とても素敵なアイデアですね。
震災と原発事故で傷ついた福島を心からお悼み致しますと同時に、こんなにも
人の心をとらえて離さない美しい福島が甦ることを、義母共々心からお祈り
致しております。小倉様の想いが、福島の方々に届きますように…。
10日のイベントまであとわずか。お忙しいとは存じますが、どうぞお身体に
気をつけてご活躍下さいませ。イベントの様子が、ブログに載る日を楽しみに
しております。

こんなに福島のことを思って下さる皆さんに、御礼も充分に出来ずに本当に申し訳ありません。
ほんとうに本当にありがとうございました。
どうぞ、お義母様と皆様が、いっそうお幸せでありますようにお祈りしています。