映画「トレインスポッティング」の挿入歌、Born Slippy Nuxx
そのサウンドはどこか連れてってくれそうです。
テクノといえばアンダーワールド、
この曲は色んなところで使われてるし
え?挿入歌だったの? と思うくらいの印象深さ。
映画は、ヘロイン中毒の仲間たちの日常を描いた話。
主人公のレントンが、劇的に汚いトイレに頭から突っ込んで
そのまま足まで沈んでゆくシーンが最初の衝撃。
ドラッグは非常にデリケートな問題で犯罪もあとをたちませんが
その合法性や解釈の仕方が異なることも問題になっています。
昨年アメリカではマリファナが合法化された州がさらに増えました。
と言っても誰でも自由に使いたい放題という意味ではなく、
医療従事者が医療目的として使用することを法律で認めるよというもの、
嗜好用を認めているのは9州で、その使用量は規定が定められています。
法律、規則、ルールは
ある集団のもとには必ず制定しておかないと秩序が乱れてしまい
構造が崩れてしまいます。
しかし人間は、ルールを破るためにルールを作る。
本来守るべきはずの規則を破るときの快楽を得るために。
こわいね
しかしこれは人間の本能の欲求なるもの
人間は死ぬまで快楽を求め続けて、生きるもの。
そして絶望と恐怖の死でさえも
翻って快楽に値する。
けれど、死はたった1度経験すると終わり、
生きているうちは経験できない。
だから、死を疑似体験することで快楽を得る、人間の不思議な本能。
壊してはいけないものを壊す行為は死を体感することである。
[Born Slippy Nuxx] - Underworld