第196回
リビングパートナーのブログへ
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株式会社リビングパートナー
代表の伊藤雄二(いとうゆうじ)です
私がハウスメーカーで
住宅営業を始めてから35年
これまで
150件以上の新築住宅と
1,800件以上のリフォーム工事の
お手伝いをしてきた経験から
あなたのために
あなただけの
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全力でサポートさせていただきます

今日もよろしくお願いします
東京で起きた「擁壁崩壊」事故
9月30日
東京都杉並区で木造二階建て住宅が
擁壁(ようへき)の崩壊によって全壊したニュースみた?
幸い住んどった人は直前に避難されて
けが人はおらんかってんけど
隣の建物にまで瓦礫が流れ込んで
大きな被害になってしもたそうや
「擁壁」ってなに?
「擁壁」というのは
高低差のある土地で
土砂の崩れを防ぐために
作られる壁のことねん
石積み
コンクリートブロック
鉄筋コンクリート
※写真はいずれもイメージ
とかで作られとって
日本は斜面が多いし
全国に約120万~350万か所も
あるって言われとるんや
特に
昭和の時代
高度経済成長期に
造成された土地に多くて
今まさに
寿命といわれとる
30~60年を迎えている
擁壁が増えとるんやと
擁壁に潜むリスク
擁壁の問題は
普段、生活しとっても
何も考えとらんのが普通やと思うげん
ほやけど
老朽化とか構造不良があったりしたら
大きな問題につながることもあるんやわ
例えば。。。
・雨水が抜けず内部に圧力がたまる
・地震や豪雨での揺れ・水圧
・老朽化によるひび割れ・傾き
・施工当時の基準が
今どきの設計基準に合っていない
※イメージ写真
倒壊のサイン
「危険のサイン」は
こんなことが考えられる
・擁壁にひび割れがある
・壁が外側にふくらんでいる
・擁壁の傾きが見える
・水が染み出している(排水不足)
・擁壁の石やブロックが一部崩れている
こうやってみると
案外、あちこちで見かけん?
こうしたサインを見つけたときは
早めに自治体や専門家に
相談したほうがいい
気をつけんなんこと
住宅を建てるとき
気をつけんなんのは
「建物そのもの」もそうやけど
その基盤となる「土地の性質」や
今回のように
擁壁がしっかりしとらんかったら
どんなに強い家を建てても
な~んも意味がなくなってまう
[家の強さ] × [土地の安全性] = 本当の安心
いくら建物が丈夫でも
土地や擁壁が崩れたら
倒壊は防げん
ほやし
土地を買うときは
周辺環境も大切やけど
もし、擁壁があったら
擁壁がしっかりしとるか
確認してほしい
老朽化した擁壁の補修には
数百万円かかることもある
そのほとんどの場合
工事費用は自己負担や
だからといって
老朽化した擁壁を
そのままにしておくことは
リスクが大きいんやわ
今回の東京の事故は
決して特別ではなくて
日本全国どこでも起こり得る問題や
擁壁は家の「地盤の安全」を
守る大切な存在
定期的な点検と
早めの補修が何より大切ねんわ
気になることがあったら
なんでも聞いて
今日もあんやと
また明日ね
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