11月8日(日)には、今年の草刈りを全て終えた事にしました。
 
コンバインの整備も終わった事にしたし…
 
次は、リターンデッチャを用いての溝堀作業と、トラクターダンプを用いた田面の高低直し。
 
それらが終わると、秋起こし(冬ですけどね…)かバックホーでの畦直しや溝直しに移ります。
 
そのためには、いまだ整備の行き届いていないヤンマーバックホーB27に手を入れておかないと…
 
と、いう事でエンジンオイル交換、クーラント交換を行いました。
 
エンジンオイルの方は、思う通りにできたのですが、クーラントのドレンプラグがどこにあるのかわかりません…
 
通常は、ラジエターコアの下側にプラスチック製のプラグがあるのですが、その辺りに手が入るところがないのです…
 
ファイバースコープを持ち出して、隙間から探しますがなかなか見つからず…
 
その代わりに、ラジエター下部に大きな錆があるのを発見してしましました…
 
まだ、冷却水は漏れていないので、錆転換在や塗装で処置しなければ…と、結局ラジエターをはず事にしました。
 
分解は、ネジさえ緩めば比較的簡単かと…
 
冷却水のホースなどは部品が出ない可能性もあるし、あったとしても高価なので慎重に外していきます。
 
↓↓↓ファイバースコープでみえていた錆は、このあたりかな?ラジエター本体ではなくてファンシェードの方だったので一安心です。

 

 

探していた、クーラントのドレンを発見!

 

ラジエター側にはついていませんでした。

 

布メッシュで巻かれたいちばん左側の細いホースがドレンホース。ラジエター下端からボディー下部へ延長されています。

 

左から2番目のホースは、シリンダーブロックとつながっており、ドレンからクーラントを抜くとエンジン内部のクーラントも出てくるようにしてある。

 

右の太いやつは、ウオーターポンプへつながっています。

 

 

クーラントドレンを下から見るとこうなっています。↓↓

 

早速19mmのドレンボルトを緩めようとしましたが、硬くてかたくて…長いソケットハンドルに替えて衝撃一発(手で…)何とか取り外し…

 

外しはしましたが、クーラントは出てきません… ラジエターキャップを外せば出てくるだろう!と、外しますが一滴も出ず…

 

結局、ドレンプラグを見つける事が出来、機体の下側から外したとしてもクーラントは出てこなかった模様…

 

今度は、ホースのラジエター側を外して難なくクーラントを抜くことができましたが、ドレンの穴とホースはヘドロのようなものが堆積して穴が完全にふさがっていました…

 

ドレンプラグの硬さと、ホース内の堆積物を見ると30年間クーラントの継ぎ足しだけで、全交換はしていなかったのでは?との疑いを持ってしまいました。

 

今回交換することができて良かったです。

 

それと、ヤンマーB27のクーラントドレンは車体右後ろ下側(ラジエターの真下)にあることをここに記しておきたかった。この情報はどこにも無かったので…

 

 

外したラジエターは、流水で内部をしっかり洗う事が出来ました。茶色い錆のようなヘドロのようなものが沢山出てきましたが、しばらく通水を続けるときれいになりましたよ。

 

ラジエターを外してついでに、ファンベルトもキッチリ張ることができたし、これでスッキリです。

 

 

続いて、走行モーターのギアオイルも交換。

 

ネジに巻いてあるシールテープが真新しく見えたので、近年交換済みか?とも思いこれまで点検もしていませんでしたが、どうかな?と思いながらネジを外す…

 

これまで一つ気になっていたのは、走行モーターの左右で使用後の温度が違う事… 片側だけ加熱するという事に…

 

で、中から出てきたのは汚れたオイルではなく、炭の粉のようなもの…

 

完全にオイルが無かったのね…

 

このまましばらく使っていたという訳ね…

 

そりゃー加熱しますよ…

 

オイルシールやギアが傷んでいなければよいが…

 

この走行モータとギアはAssy交換らしい… 新品が出るとしても片側40万円~50万円するらしい…リビルド品でも25万円とか…

加熱はしなかった反対側も、オイルはほとんど入っていなかった…
 
何とか無事に両側に規定量オイルを入れる事が出来ました。
 
B27にはまだまだ頑張ってもらわなくてはならないので、次からはエンジンオイルと同じタイミングで(年1回)交換しようと思います。