先週末、少し時間が取れたので重い腰を上げて… セローのキャブをオーバーホールしました。

無理をすれば、サイドカバーなどを外さなくても作業できそうにも見えますが、結果、時間がかかりそうなので外す事にします。
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サイドカバーは、カバーの一番下にある+ネジを1本外すだけです。上部2箇所は差し込み式になっています。

シートは、サイドカバーに隠れていた10mmのネジを2本外すだけで取れます。
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ガソリンタンクも外してしまいます。

まず、タンク前に付いているシュラウド?の左右をつないでいるステーを分離します。シュラウド上部は差し込み式です。

次は、タンク最後端の10mmのボルトを外し、タンクを車体後部方向に引っ張ると外れます。

もちろん、この時には燃料コックをOFFにして燃料ホースをキャブから外しておきます。
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ついでに、キャブが外れやすくなるようにエアクリーナーボックスもネジを外し動くようにしておきました。

キャブから数本出ているゴムホースも外し、キャブを車体後方に押しながらキャブの前方を手前に引っ張って難なく外す事が出来ました。
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ゴロンと外れたCV(負圧型)キャブレター

分解していきます。
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今回の掃除には、洗浄力が高いと評判のヤマハキャブレタークリーナーを使用します。

このキャブクリーナー… というかほかのもそうですが、ゴムや樹脂を侵すため、その手の部品を外していきます。

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キャブレター内部は、かなりきれいでした。フロートもキレイです。

キャブレターに使われている、ネジにはしっかり工具痕があるので1度はオーバーホールされているようでした。もしかしたらフロートもその時に交換されているかもしれません。
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バキュームピストンもダイヤフラムを破らないように慎重に取り外します。

そして、穴という穴にキャブレタークリーナーを吹き付け、30分時間の置きました。

その後、パーツクリーナーできれいに流し、各ジェット類も穴につまりがないか確認&掃除

乾燥後、元のように組み立てて行きます。

パイロットスクリューは分解時4回転戻しでしたが、規定値は2回転戻しです。もちろん規程値にしておきました。
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続いてフロート油面測定。フロートがフロートバルブの先端に当たりスプリングが縮まないところで測定。ちょうどこの角度くらいです。
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測定した値は、12.5mm付近。

自然にずれるとは考えにくいので、誰かが故意にこの数値にしたのでしょうか?

規程値は14.1mm~15.1mm(4JG2)
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調整後は14.9です。調整も微妙なもので… これくらいにしておきました。
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ちなみに、オーリング類などは新品交換が前提ですが、用意していなかったもので今回は再利用です。

ちなみに、まだ車体へは取り付けていません…

次のお楽しみです。