個人の会社でも不祥事になると、いくら株を持っていても排除されてしまう。
小林薬品である。親子でかなりの株を持っているかもしれないが、厚労省や消費者庁との折衝で、”社長や会長は影響力を残さないために退陣すること”となるのだろう。
株は売却し、会社に留まれない。
自分が作って、大きくしてもだ。
和菓子屋さんはもの凄く会社が大きくなってもまったくの個人商店が多い。
名古屋だと両口屋。大島家がオーナーで江戸時代からずっとだ。オーナーは不祥事を起こさずひたすら茶道などに励んでいるのが理想だろう(大島家の事は知らない)
どこかの和菓子屋の若旦那がベントレーで暴走して会社を追い出された事件があったが、若旦那の教育は大事である。
ビッグモーターは、典型的な若旦那事例だろう。
ファーストマリンのカタマラン50が舵誌のインプレッションに出た時に、側面にでかでかとBIG MOTORと書かれていて、おお、なんや知らんけど中古車屋風情で景気のいいこっちゃ!
なんや悪い事でもやっとれせんか?と思ったものだが、案の定、悪い事をしていたのだった。
悪い事はバレるものなのだ。
小林製薬は、カビなどの発生を知りながらラインの更新をしなかったので不作為の罪で人が死んでいるから重罪である。
社長というのは実に重責があるものだ。