週明けの仕事はとても忙しい。
我々も生きていかねばならないから、生業として成立しないと困るのだが、忙しいのは不幸が多いという事だ。
何故だか、消化管の感染症が多い。いわゆる”腹痛”だ。
日本中でアニサキスが猛威を振るっているが、問診ですぐわかる。魚介類の生食があれば疑うのだが、急に報道が多くなったのは、食品衛生法が改正されてから、アニサキスは食中毒扱いになり、販売店に行政処分が行われるようになったから。
県警の広報で、ブンヤに与えるニュースにアニサキスが入るようになったからだ。
こういう死に直結しないニュースが多ければ、医療過誤ニュースは減る。我々が一番滅入るのは、癌末期で入院中の患者さんが、点滴が外れたとかナースコールしても来なかったから死んだとかいう報道である。
単に、怒りを医療機関へぶつけるだけの裁判は不毛だ。
群馬大学の医者みたいに多数の患者を手術で死なせているのは問題だ。集団訴訟や大学の診療閉鎖などの強い措置を厚労省は取るべきだろう。
医者の場合には故意じゃないから殺人罪に問うのは難しいが、技量がないにもかかわらず続けて執刀して患者を死なせた点では医師免許剥奪処分が相当だろう。
病院の内部に居たりすればどの医者がドクターキリコかわかるんだが、僕らの頃にもいたなあ。。。