水曜日は、午後から産業医の顧問先訪問だが、5時には終わるのでサラリーマン的な午後を楽しめる。
多くの場合は、デパートに出かけて大衆的な寿司など食べるのだが、値段の割に美味しいといつも感じていた。ところが、今週はうまくない。
マグロを除いてすべての食材がうまくない。冷蔵で輸送とはいってもこれだけ暑いと魚介もうまくないのだろう。
伊勢志摩のスーパーではカツオが安く、旨いのだが、この日のカツオは味が無し。あのヘモグロビンが多い赤身を噛むことで舌に金属が触れるかのような感覚が全くない。
大衆寿司屋でもいつもはいいだけにがっかり。もっとも支払いは片手くらいなので喪失感は皆無である。
そのデパートでは北海道市らしいが、ライバルデパートでは瀬戸内海市である。
何故か甘いものばかりで、定番の六一タルト、瀬戸内レモン菓子、セトカジューズ、みな甘いものだ。
驚くべきものが井上せいこう園のオリーブ群である。
ヨット仲間のI君の実家だから妙に親近感があるのだが、島の小さな企業が全国規模の販売を持つのは驚異の商才である。社長はI君の従兄弟らしいが、スーパー経営者だ。
大量のオリーブは島内生産できないだろうから”どこ産のオリーブ?”と聞けばオーストラリアだという。島内産はレモンの方らしい。
あまりにかわいらしい社員ゆえ(とても離島出身者身は見えない洗練された佇まい)、”君たちは都会から移住したの?”と聞けば、みな東京から移住しました、それくらい魅力的な場所です!という。
ええのう。。。。私も船を置いて移住してみたいわ。
先月号の舵誌に小豆島で観光協会に勤めるかたのとっておき情報があったが、あのような都会からの移住組の女性で一杯なのだろう。
おっと、そんなうつくしい娘さんたちが居る島の移住はカミサンが許すはずもなく。。。絶対に不可能である。それに6月からの減収分はもっと働かないと!
おかげさまで貧乏暇なしで忙しい。。。。
さて、地下をぶらぶら冷やかしに回るのがルチーンだが、先日、ワイン食堂で勧められたボトル、ドメーヌコウセイの長野ワインが売られている。あれは401という畑らしいが、今日のは違うようだ。
かんじの悪いおばはんが売っていたが、男性の方はとてもソフトでかれの雰囲気で最上級を買う事にした。(とはいっても先ほどの寿司屋レベルの出費)
店員というのは給料をも貰うためにやっているとはいえ、感じが悪い(投げやりなやっつけ仕事)というのは客にすぐ伝わるものだ。ワインと野菜を売るのは訳が違う。
というより客を一目見て上客とそうでない客を峻別できるのが優秀な販売員である。(出世するものとそうでないもの。私ならさしずめ、スーパー社員になるか都知事選2位の候補のようなサイコパスになるかどっちかだろう))
先週は有楽町のアピシウスで食事をしたが、ソムリエ情野さんは実にいい(感じがいい)サービスなのである。