歯が立たなかった UTMB 2023
こんにちは。
帰国してから一週間とちょっと経ちました。
その間ブログの記事を書こうとアプリを立ち上
げては中々向かう事が出来ず閉じての繰返し。
今回のUTMBは前回の記事で書いた通り82K
のクールマイユールにてDNF。
実際はクールマイユールを出て次の関門である
アールヌーバへ向かう4キロで1000m登り
の途中で木の切り株でグロッキーなところを
スイーパーに収拾され終了。
ひとりで降りられるか聞かれてゆっくり降りる
から大丈夫と伝え、
トボトボとひとりで1時間30分くらいかけて
クールマイユールに戻った次第。
今回のUTMB自分としては今現在持てる力を
全力で出し切ったので悔しさは全くと言ってよ
い程無いのだが全く歯が立たず完敗だったと
いう気持ちが100%。
完敗の理由として…
挙げるならば2つ。
①水中毒
今回のUTMBはエイドで提供するドリンクが
ペットボトルの廃止で全て自分達で作ったもの
を提供していた。
前回は大好きなコーラもペットボトルのものが
今回は手作りで硬水で作ったものだったと思う。
なので、
レース中トイレとお友達になってしまった。
しかも
エイドにギリギリでインする為固形物がうまく
取れずに水分補給が精一杯。
ジェルで凌ぐものの当然水分過多になるよね。
気持ち悪い、めまい、腹下しという完璧な
水中毒の症状にやられてしまった。
この硬水対策は下記を取り入れていたけど
レース中ずっと硬水で対応しなきゃならないの
を考えると自分のカラダではもっと毎日に近い
状態で飲んでいた方が良かったかと。
実はChamonixのシャレーは硬水。
日本の水は殆どが軟水のため飲み慣れてない人
はほぼお腹を壊す可能性が高い。
大丈夫な人は全く大丈夫なんだけどね。
なので日本に居る時から
水はコントレックス、炭酸はサンペレグリノを
接種する様にしていた。
Chamonixでもシャレーの硬水を積極的にね。
②強風
61キロのエイドのラックコンバルに向かう前
の2500m超えのセーニュー峠への登りが
強風で遅々として進まず、
肋骨を折っていた2019年でさえコンバルに
1時間20分の余裕があったのに今回30分前
に駆け込んだ。
ここで思いっきり脚を使い切ってしまってた。
コンバルを出てクールマイユールに向かう
2キロで500mの登りが全く脚が動かず…
結果、
クールマイユールに入ったのが5分前。
エイドアウトのタイムが基本なので5分間で
水分補給や諸々準備しなければならないのだが
5分で出来るのは水分補給がやっとやっと。
食事も出来ず出なければならない状態だった。
デポジットバックも帽子の交換だけに。
カップヌードル入れてたのになぁ…💦
クールマイユールのエイドを出ると天気が段々
良くなり気温が上がりまくりマクリスティー
夜中の超絶強風による寒さとのギャップが半端
ない。
なのにサングラスに交換する余裕は全く無し。
今回のUTMBは本当に歯が立たなかったと言う
言葉しかない。実力不足。
完敗。
還暦まであと2年
今はもう挑戦権がなくなってしまったけど
このまま負けっぱなしで人生を終えてしまって
良いのか自問自答を繰り返してる。
行く為には時間も調整も予算も全てが簡単では
ないからね。
それでもあのスタートラインは別格。
あの歓喜がカラダを疼かせるんだよな。
UTMBは別格だよ




