DOI INTHANON by UTMB 関門ファイター雑記
今回のDOI INTHANON by UTMB
150キロで終了しフィニッシュ出来ずタイまで
何しに行ったんだって話しなんだけどね。
上の表で見るとあと残り一山じゃんって見える
んだけど、実際自分でも141キロのA12の
エイドまではフィニッシュ出来るとずっと思って
いた。
A11エイドを出た時は最後の一山を越える
A14エイドまで30キロを10時間使えると
思っていたからだ。
実際のレースでも50キロで9時間前後だと
言う計算からね。
しかし…
甘くなかった。。
A11エイドの135キロからリタイアした
A13エイドの150キロまで睡魔に襲われて
ここ前にも走ったことある?みたいな幻覚に
襲われかなり時間がかってしまった。
丸2日寝ずに関門ファイターで闘ってきた身体
と脳は自分が考えていた以上にレースのコース
に削られ蝕まれていたんだよね。
実際にA11からずっとスイーパーのカップル
2人が心配して声を掛けてくれてた。
150キロでリタイアした時ナイスファイトと
2人が握手してくれたけど悔しくて悔しくて。
コースの写真は今回あまり撮れていない。
本当にギリギリの関門ファイターだったからだ。
どれくらいギリギリだったのか下に。
今回の関門は入る時間ではなく出る時間。
それもキツイ要因の一つだった。
後が到着時間
A2 23キロ 14時40分→14時21分
A3 35キロ 17時30分→17時01分
A5 50キロ 22時15分→22時04分
A8 91キロ 9時30分→9時13分
A9 102キロ 12時40分→12時15分
A10 115キロ 16時15分→15時52分
A11 135キロ 22時15分→22時10分
A12とA13は関門無し。
A13の150キロに着いたのが6時19分
最後の関門A14が15キロ先で8時30分関門
なのでA13で力尽きた。
このレースの肝は矢張り前半50キロまでの
インターノン山への15キロ1500mのうん
ざりする程の登りとそこから同じく15キロ
1500mの秩父系急下のげんなりする下り。
でも登り切ると夜だから下の写真の様な幻想的
なシーンが見える。
唯一レース中に撮った3枚。
あとは何回も繰り返す川の渡渉と丸太渡り。
丸太っつっても直径10センチくらいの棒ね。
実際落ちて救急隊に運ばれてる人がいたよ。
あとは有刺鉄線を越えたりね。
アドベンチャー色満載。
コースのサーフェイスは日本のトレイルとほぼ
同じでどんぐりとか松ぼっくりも落ちてる。
例えて言うなら
奥信濃
100マイル
だけど
それを更にキツさをプラスした感じ。
もし出るとするならば参考までに。
①靴下の替えを随時持っておく。
脚のダメージを減らす。
②瞬間冷却のシートを持っておく。
兎に角蒸し暑い。日本の真夏。
③エイドの食事用に塩を用意した方が良い。
スープがほぼ味がない感じ。
④強力な眠気を抑える薬品。モカとか。
兎に角暑いから眠気が酷くなるのを防ぐ。
俺は、
今出たいかと聞かれたら正直もう出たく無い。
悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて
仕方ないんだけどキツ過ぎたカオル。
だけどまた時が過ぎて…
イヤ今はもう出たくナイッ!
悔しいが出たくはないッ




