あのよ橋 いつかひとりで わたる道
今、ここは、福島県・浄土平 標高約１６００ｍ。
目の前には、ただ、
月明かりに浮かぶ、一筋の道があるだけ。
◎ 撮影は、福島県・浄土平。 2011年8月
月明かり。
あの世へ通じる道が、白くうかびあがっている。
今、目の前にそれがある。・・・忘れているかもしれないけれど。
みんな 誰しも いつか ひとり きりで わたるときが来る。
「あのよ橋」・・・いつか ひとりで わたる道
生死は紙一重というけれど、
・・・・実は、生の中にすでに死があり、
死の中から生が生まれてくる。
紙一重をあいだに置いて、
「生」と「死」と分けて考えたがるのが、
私たちの頭。
あの世 と この世。
実は、隔てるものは何もない、風通しのよいところ。
風わたる高原に、月あかりの道が浮かんでいる。
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