行動変容の出発点は・・・(『人を伸ばす力』より)




さて、今回も、気楽に「メタ2」してみましょ。(笑)

* 「メタ2って、何?」→ http://ameblo.jp/meta2ninnchi/entry-10518731096.html



◎ 行動変容の出発点は?



出典:『人を伸ばす力』~内発と自律のすすめ~
(Why we do what we do) 
エドワード・L・デシ  リチャード・フラスト 著
  桜井 茂男 監訳


P226


 変化への出発点は、自分を受け入れ、
自分の内的世界に関心をもつことである。


 例えば、自分はなぜ食べ過ぎるのか、

自分はなぜ妻に向かって怒鳴るのか、

自分はなぜ子どもと一緒に時間をすごさないのか、

自分はなぜこれほどタバコに依存しているのか、


・・・などと考えることである。


(中略)


 意味ある変化は、
全体がそれにむけて用意されているときに起こる。


今が変化のときであると感じ、各瞬間にその決意を
実行しようとしているときに起こる。


(中略)


 意味のある変化は、


自分を受け入れ、

自分の行動の理由に対して興味をもち、

そして、今までとは違ったようにしようと決めたときに

起こるのである。



◎ 大きな心の器があると、自分を変えやすい



上記のこと;


自分を受け入れ、

自分の行動の理由に対して興味をもち、


そして、今までとは違ったようにしようと決める


・・・ということ。


これは、すべて、自分・本人がやることですね。

(周囲からの働きかけがあろうと、無かろうと・・・)


この時、

(メタ2ではなく)「メタ認知」を働かせれば、

自分を振り返り、

自分の行動の理由を自分で知ることができるでしょう。


そういう意味で、「メタ認知」はとても大切です。


→ メタ認知があまり働いていない人は、

   まず、メタ認知を働かせることが必要だと

   思います。


でもね、

「メタ認知」をどんどん働かせても、

働かせ方を誤ると、

どんどんつらい「反省」「後悔」「懺悔」をするだけで、

自分を責め、痛めつけてしまうだけで、

前向きなエネルギーが湧いてこなくなってしまう

場合もあるようです。


→ なかには、ウツ病など、心の病になってしまう

   場合もあるようです。


この場合、メタ認知を働かせて、

反省すればするほど、

「小さな自分」の枠に閉じこもってしまう訳です。


→ やっぱり、ダメな自分。

   どうしようもない、自分。・・・・とね。


とても真面目に反省する人に、その傾向がありますね。


この「自分」という枠を超えるのが「メタ2」です。


→ 暗黙のうちに機能している、

  「反省している主体」としての「自分」は、

  暗黙のうちに、ある程度の枠組み・輪郭を持っています。

  「これが自分」という輪郭です。

  (自己像、セルフ・フイメージ、自己観といってもいいかも・・・)


  自己像、セルフイメージは、「これが私だ」というものですが、

  本当に、「それが本当の私の姿であり、それ以外はありえない

  のか?」は、客観的に検証・証明されているわけではありませんね。


  だから、「これが私だ」と思っている内容は、実は本人の

  「思い込み」でしかない可能性が十分にあります。


  しかし、ご本人は、とにかく、「これが私だ」と思っているわけで、

  「そうでなければならない」「そうでない自分など、考えられない」

  と思う訳です。


  いつしか、それが自分のあたり前の姿であり、

  それこそが自分の在り方だと思いこんでしまうわけで、

  そういう自分であることにこだわり、そのこだわりが、

  「こんな私のままで死んでいくんだ」といった「生き方の美学」

  にまでなっている場合もあるようです。

  

  その「自分」と思っている自分像・セルフイメージの枠をとっぱらって、

  ドーンと大きな枠にして、

  最後には、枠さえも無くしてしまうのが、メタ2です。(笑)

  そうすると、自分という枠にこだわっていた自分が居なくなります。(笑)

  そして、「こんな自分」、「あんな自分」といっていた主体としての「自分」

  が無いのですから、スッカラカンの空っぽで、清々して、

  伸びやかで自由ですから、

  ネガティブ・シンクの循環にハマりようがありませんね(笑)。

  


だから、その時、「メタ2」を働かせるとよいでしょう。


本当に、罪深い、愚かな自分・・・。

不完全で、どうしようもない自分。

ぎりぎりのところまで、自分を追い詰めてしまう。

そんな自分。


そんな自分を、ふんわりと大きな視点から受け容れてあげる、

そして、涙の後に、「えへへっ」と思わず微笑んで、

自分を許し、自分を抱きしめ(ハグして)てあげる

心の余裕を、「メタ2」で取り戻すわけです。


この心の余裕は、人間誰しも、もともと持っているもの

なので、それを思い出すのが「メタ2」です。


では、「メタ2って、何?」


それは、次のブログをご覧くださいね。(笑)


* 「メタ2って、何?」→ http://ameblo.jp/meta2ninnchi/entry-10518731096.html



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◎「メタ2の風」・・・お勧め記事リスト



1.「メタ2」って、何?  http://ameblo.jp/meta2ninnchi/entry-10518731096.html


2.当たり前のことを物凄いことだと実感する。

それが「メタ2」     http://ameblo.jp/meta2ninnchi/archive1-201004.html


3.頭の沈黙と「メタ2」  http://ameblo.jp/meta2ninnchi/day-20100527.html


4.「降りてゆく生き方」を見ました 

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