その花は言った-
『やっと見つけてくれたね。ずっと見てたんだよ。
気付いてくれる日を待ちながら、ここだよ
ここにいると叫んでいたんだ。毎日毎日君が
私を忘れても、いつもいつも話しかけていたんだよ』と…
僕は尋ねた。『どうして僕には、あなたの声が
聞こえるの?いつから、ここにいたの?』
その花は答えた。『君が生まれた瞬間から
ここにいるんだ。暗い地面を這いながら、生成を願って。
私は君自身なんだ、君の歴史だよ。
私が君に語り掛けた言葉は、過去の君が
ずっと心の中に抱き続けてきた思いと同じ。
だから今の君の心もわかるんだ。
私はずっと日陰で咲ながら、どんなにか太陽の光を
浴びたかったか。そして、人からも笑顔を向けられ
輝きながら美しく咲き、みんなが私を見にやってくる
必要だからここにいる。そうなる事で、さらに輝きを増し
成長して行く事に、どれ程憧れたか。』
僕は震えた。そのひと言ひと言が、心に響いた。
何故なら今僕も、この花と同じように感じていたからだ。
僕はその花を、広い野原に移し替える事にした。
孤独を感じる事のないように。
そして僕自身が、暗闇から抜け出せるように。
そうやっと気付いた。僕は1人じゃなかった事。
いつも共にいて、見守ってくれている存在がある事を…。
光と闇は僕の心に共存している。
一歩踏み出せば、光の世界が待っている事を。
そして思い返す。この花が枯れる時、
僕はこの世にいない。だから誓う
未来にこの花が一面に広がるように、生きる事を。
おわり

僕=自分
花=神様
に置き換えてみると、また違う風に見えるかも知れません。
花の言った言葉は、神様の存在を知った『私たち』に
語り掛けるとすれば、こんな感じかなと思い、
花が一面に広がるように生きるとは、
神様の『子女』が繁殖されるようにと、イメージして書きました

神様は常にあなたのことを愛しておられます
