以前自分が所属する部署で、夕拝の時間帯だったと思いますが、
詩の朗読みたいなのが行われた時がありました

覚えてる人がいるかわかりませんが、
私もみんなが感動するものを書きたい

と思って、ペンを取りました。
教会の兄弟姉妹を思い浮べながら、
自分の思いと神様のことを考えて書きました。
タイトルは決めてませんでしたが、
少しでも、誰かの心に止まれば、嬉しいですね


~Short Story~
登場人物:僕・花

僕はいつものように道を歩いていた。
ゆっくりと一歩ずつ一歩ずつ…
時には空を見上げ、雲の流れを目で追いながら、
ひと時時間を忘れ深呼吸。ふと立ち止まり考える。
心を無に出来たらと…そう何も考えなくて良い世界へ
行けたらと…。
そうすればもう誰にも迷惑かけないし、
かけられないし、腹を立てる事もない。
自分が正しいと思ってやった事も
否定されないし、ことごとく裏目に出る自分と
サヨナラ出来る。要するに現実逃避だ。
そんな風に考えながら、トコトコと進んで行く。
とふいに何処からか、『ここだよ』
と声が聞こえたんだ。すぐには気付かなかった。
空耳だと思ってた。
僕はすぐその場を通り過ぎた。
次の日も、また同じ場所で声が聞こえてきた。
今度は『ここにいるよ気付いて』と声がした。
また僕は、足を止めず通り過ぎた。
その次の日も、そのまた次の日も同じように
違う言葉で声がした。僕はひたすら無視し続けた。
まさか誰もいないのに声なんかするはずないと、
信じて疑わなかったからだ。
それからしばらくして、その声は聞こえなくなっていった。
少し気になりつつも忘れかけていた頃、
僕は地のどん底にいた。何をやっても
上手くいかない、希望をなくしていたんだ。
その時、あの場所に差し掛かった。
むしゃくしゃして、たまたま落ちていた
空缶を蹴った『カランコロン…』
その音に混じり『痛い』と声がした。
あの声だ!と僕はすぐに思った。
ずっと訴えかけるように響くあの声…
何だか怖くなり、勢い良く駆け出そうとした。
僕は何かにつまずいた。
足もとを見ると、
小さな石ころが、所狭しと並んでいた。
ふとその奥に目をやると、一輪の花が
こちらに顔をのぞかせていた。
今まで気付く事はなかった。
可憐でどこが淋しげなその花は、
僕を捕らえて離さなかった。
そう声の主は、その花だった。
すいません…うとうとしてきてしまったので、続きはまた後程。