人はなぜ、ただひたすらになることができるのでしょう。

 

 

掃除というものを思い浮かべてみてください。

 

 

「面倒だ」「やりたくない」という気持ちで掃除を行えば、その程度にしか綺麗にはならないのです。

 

 

でも、ただひたすらに掃除をすれば、あなた自身も綺麗になるのです。

 

 

ちょっと見ただけでは「汚い場所が綺麗な場所に変わっただけ」のように見えるでしょう。

 

 

けれども、ただひたすらに何かをするだけで集中することができ、一瞬でも「無」を感じることができる。

 

 

それは、不安や恐れ、雑念が消え去っている状態なのです。

 

 

集中した先にあるもの。

 

 

それが「無」であるのです。