乳癌と診断されてから3か月後の今 | ~海を愛し海に守られた乳がん日記~

今年2019年2月18日に乳癌と診断され

心の整理をする余裕も時間も全くないまま

それからは必死にやるべきことをやり続けました。

 

乳癌と診断されてから約3か月後の今は

手術で私の乳癌は切除され、放射線治療も終わり

とにかく必死で不安だった毎日は過去になっています。

 

2月18日から今日までの約3か月、

よくわからない時間でした。

 

今も今日が何月なのかわからなくなったりもしますが

こう振り返って思えるのは、乳癌を受け入れた私の心が

少しづつ落ち着いてきたからだと思います。

 

今は、今月5月2日に終了した放射線治療後の

皮膚の副作用の痛みと痒みで苦戦していますが

治療は毎朝内服する5年間予定のホルモン治療のみとなり、

乳癌になってからの怒涛の毎日が不思議にも思えます。

 

乳癌と先生から言われた時の表現できない気持ち、

それを主人に話した時の気持ち、

受け入れる間もなく次々としなければいけない検査の辛さ、

初めての全身麻酔と手術へのどうしようもない不安、

漠然とよくわからないこれからの不安。

 

手術が終わっても終わりじゃない続く乳癌の治療や

乳癌に必死に対応しようとする自分の気持ちの混乱。

 

これからの周りとの付き合い方、環境の変化。

乳癌になって色んなことと向き合ってきました。

 

乳癌になる前と、今の私では

様々な価値観も変わりました。

 

私は右胸乳癌の温存手術と右脇のリンパ切除でしたので

身体的な見た目も変わりましたが、身体的なことだけではなく

心の奥深くの部分が変わったことが自分でわかるので

今の自分を新しい私に生まれ変わったと思っています。

 

乳癌になってから、とにかく情報を集めようと

私自身もいろんな方のブログを読ませて頂きました。

 

今偶然、このブログを読んでくださっている方も

乳癌だけに限らず、癌や病と闘っていたり、そのご家族だったり

まだ診断されたばかりで混乱されていたり、何か異変を感じながら

病院に行くか迷っている方もいらっしゃるかと思います。

 

私も乳癌になって自分で伝えた友は3人だけですが

だれに話しても解決できない環境と辛さの中で

色んな事を考えながら前に進んできました。

 

ただ3か月後の今、私は元気です。

元気という表現は少しニュアンスは違うかもしれませんが

日々元気でやっています。

 

私自身の身体や感情は、今の私に生まれ変わっていますが、

乳癌の事をほとんどの人に話してない私は、

今も会う人に「いつも元気だね!」って言われてます。

 

この3か月、本当に大変な怒涛の毎日でしたが

時間を止めることもできないし止まることもないので、

今お辛い方も毎日を一歩づつ進み続ければ

心落ち着く日がくることを少しでも感じながら、

穏やかな時間を過ごされるよう祈っています。

 

私も2日前に久しぶりに乳腺外科の診察があり

放射線後の皮膚の確認などをして頂き、

ホルモン治療の途中経過の相談や、

放射線治療でただれてしまった皮膚のお薬を処方して頂きました。

 

乳癌と診断された2月18日から約3か月後の今、

不思議な気持ちです。

 

ただ本当に良かったのは

私は体調の変化や右胸の異変に気づいて

ちゃんと対応し、病院に行ったことだと思います。

そしてそこから全てが変わりました。

 

けれどすぐ自分の体が発したサインに対応したことで

私は早期で乳癌を見つけることもでき、3か月後の今、

こうして元気に過ごしています。

 

乳癌になってからは

より自分の体と心を大切にしたいと思えてます。

 

今でもこの乳癌から私はとてもいろんなことを学ばせてもらい、

初めての経験や色んな感情ともまだ進行形で向き合ってます。

 

乳癌に限らず、不安なことを考えたらきりがないです。

前をみながら、今の私にできることからひとつづつ、

新しい自分を楽しみたいと思います。

 

 

今、大変な方が

希望通りの治療が進むよう祈りながら

応援しています。

 

 

 

 

 

 

感謝をこめて

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