先週、2019年3月4日の月曜に
右胸の乳癌温存手術と右脇のリンパの切除をして
今日3月13日の水曜、抜糸で病院に行ってきました。
今日は乳癌温存手術から9日目。
私が乳癌の告知を受けたのが先月の2月18日なので
私は乳癌患者になってまだ1か月もたっていません。
ほんとまだよくわからない毎日が続いています。
まさか自分が、乳癌と告知されてからは
心も身体も落ち着く暇なんてあるわけもなく、
ただ必死に先生と病院を信じながら前に進み
色々検査を重ね、入院、手術、退院、
そして抜糸の今日です。
今日も病院までの道のりを歩きながら
「なんで私はここを歩いてるんだろう」なんて思い、
少し気持ちが弱くなりました。
手術後の抜糸という経験も初めてなので、
抜糸という痛みに私は耐えれるのか、
もし経過が良くなかったらどうしようとか、、
歩きながら色々と考えてしまいました。
病院に入り受付をすませ、予約時間より早くついたので
病院内でコーヒーでも飲んで少し落ち着こうと、
乳腺外科の受付の方に伝えてその場を離れようとしたら
受付の方が先生に私がいることを伝えてくださり、
タイミングが良かったのかすぐ私は呼ばれてしまいました。
私にとって良かったのかどうなのか
心の準備も落ち着く間もなく診察室に入り、
先生から「その後どうですか」と聞かれたので
痛みはあるがそれ以外は特に問題ないこと伝えました。
そして先生が「じゃあ抜糸しましょう」と言い、
先生から「手術部分が出ていればいいから」と言われたので
私は着ていたユニクロのブラトップの肩ひもだけおろして
胸だけ出してベットに座りました。
「あっ、寝ててくださいね」と先生に言われ、
ベットに仰向けに寝て待っていると
先生が抜糸の道具を持ってきました。
私は怖くてあまり先生の方を見れませんでした。
先生が手術部分を保護テープの上から確認してくださり、
「見た感じ良さそうですよ、抜糸していきましょう~」と仰ったので
私は思わず「先生痛いですか?抜糸は痛いですか?」と聞くと、
「抜糸は痛くないですよ、すぐ終わります」とのお返事があり、
「じゃ、テープからとりますね」と先生は言いながら
抜糸が始まっていました。
手術してから9日間、縫い目の傷口の上に
はがれないでくっついていた透明のテープが
ペロペロゆっくりはがれている感覚がして、
時々パチンパチンと音がしました。
私はその時、先ずくっついているテープをカットしながら
ゆっくりはがしてくださっているのかと思っていました。
「抜糸はいつはじまるんだろう」とドキドキしていると、
先生が「はい、終わりましたよ」と仰いました。
あれ?抜糸は?と私は思い、先生に
「抜糸も終わったんですか?」と聞くと
先生はふつうに「終わりましたよ」と仰いました。
時間的にもあっという間で、
痛がりで怖がりの私も大丈夫で、
逆に「もう終わったの?」という感じでした。
痛みも途中でチクっとすることはありましたが、
私はそれはテープが肌にくっついているのを
はがしている痛みかと思っていました。
湿布とか粘着物を体からはがすときに、肌にくっついて
多少痛かったりする痛みのような感じです。
私の経験と感覚ですが、もしご参考になるなら、
乳癌温存手術後の抜糸は(脇の抜糸も)
怖がらなくて大丈夫だと思います。
抜糸後は、手術部分がむきだしではなく、
手術の痕跡がきれいに落ち着くようにと、
茶色の保護テープをはってくださいました。
今日からはお風呂の前にこの保護テープを自分ではずし
患部をきれいに洗い、入浴後に新しい保護テープをはる、
ということを毎日してくださいねとのことで
患部への保護テープはり方を教えてくださいました。
(その保護テープは病院内の売店で買って帰りました)
その後、先日の手術でとった私の癌の病理結果が
手術1か月後に出るので、その結果が出てから
今後の治療が確定するなど、再度そういった説明を受けました。
私の右脇の乳癌は初期で発見でき、
右脇のリンパも検査したところ転移もみられなかったので
今のところ多分、ホルモン治療と放射線治療とのことです。
ほんと、手術したから終わったと喜べないのが癌です。
先週の乳癌手術で、悪い癌の塊は私の体からいないはずだし、
今日は抜糸もして、手術の傷口の経過も良かったはずですが
次へ次へと課題がくるのが癌なんだな・・と改めて思いました。
今、とにかくひとつづつひとつづつ進んでますが
どこで喜んでいいのか、どこで笑っていいのか
まだ私にはわかりません。
先生からしっかり丁寧で親切なご説明を受け、
私もいろいろご相談やお話をさせて頂いた上で、
手術1か月後になる病理検査の結果を待たず、
私は明日からホルモン治療を開始することにしました。
ホルモン治療も様々な情報がありますが
副作用なども含め受け入れていくしかありません。
けどやっぱり自分がどうなるのか怖いです。
情報が溢れる今の世の中ですが
私は信頼している先生、病院、
いつも祈ってくれる大切な友と、
支えて寄り添ってくれる主人
そして私自身が感じる事、信じることを信じて
またひとつづつ一歩ずつクリアしていきます。
感謝をこめて
message from Setsuko