福島の皆さんにお返事を書きました | ハローミャンマー

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ミャンマーヤンゴン在住、正田信子がヤンゴンから発信します。

福島からお手紙付きの筆記用具等のプレゼントが届いたので、
それぞれに、英語でお礼の手紙を書くことになっていました。

英語で手紙を書くのは、はじめての子供達。ちゃんと書けるか、
不安でしたが、全く想定外の展開になってしまいました。

MESOは、成績優秀、学業意欲はあるものの、経済的理由で高校進学を諦めなくてはならない子供達の就学支援をしています。

各子供達の生活環境は決して豊かなものではなく、学用品にも不足している現状です。そのような状況の子供達のサポートにご協力下さるお気持ちから、福島の
桜の聖母学院中学校・高等学校のインターアクトクラブのみなさんがお手紙付きで筆記用具を送って下さったのです。

1か月の間にそれぞれにきちんとお礼の手紙を英語で書くように言って、先週に子供達に会いに行きました。
数人の子供達を除いて、みんながきちんと日本の生徒さんへの手紙を用意して待っていました。
そして手紙と一緒にほとんど全員の子供達が筆記用具等のプレゼントを買って用意していたのです。


自分の学用品すら、満足に持つことが出来ない子供達ですが、MESOからの毎月の支援金を使ったり、アルバイトをして日本に出来た友達のためにプレゼントを買ったということでした。

「日本の友達に喜んでもらいたいから」
「日本に友達が出来てとても嬉しい」
「私の気持ちだから」等々。

とても嬉しそうにしている子供達を前に私は何も言う言葉がありませんでした。


ただ物を頂いたということではなく、日本から届いたお手紙がそれほどまでに彼らにとって嬉しい出来事だったのです。

ミャンマーは経済的には日本よりはるかに貧しい国ですが、人と人との助け合いの気持ち、他人のために何かすることを、自分の喜びとしている国民性、
今回もミャンマーのMESOの子供達から多くのことを教えられました。

今後も日本とミャンマーの同世代の子供達の友情の橋渡しが出来ればと思います。