いろいろと考えてしまいます | ハローミャンマー

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ミャンマーヤンゴン在住、正田信子がヤンゴンから発信します。

ミャンマーではお誕生日に、お誕生日の本人がみんなにご馳走をしたり、寄付をしたりするのが
一般的です。

昨日、身寄りのない子供たちの施設に行った際の光景。

ちょうど午後のおやつの時間。昨日は5歳になる女の子のお誕生日を記念して、
おやつはその子からのプレゼントと言うことで、おやつを前に子供たちはその女の子が登場するのを待っています。

子供たちが起立しているところに、ひらひらドレスに着飾った女の子が、両親と一緒に登場。
子供たちがみんなで、Happy Birthdayを歌い、感謝の言葉を述べます。

父親はニコニコ顔でビデオカメラでその様子を撮り、当人の女の子は母親の手をしっかりと
握って緊張気味。

両親も女の子も、子供たちに話かけたり、一緒におやつを食べることは一切なく、
子供たちがおやつを食べ始めるとすぐに、その一家は帰っていきました。

施設の子供たちと比べ、明らかに栄養状態はよく、両親の愛情をいっぱいに受け、
着飾った女の子。
それに対し、両親と暮らすことができず、栄養状態も服装も明らかに異なる子供たち。

あまりの環境の違いを目の当たりにして、何とも複雑な思いでした。

MESO(ミャンマー教育支援機構)