厳しい現実 | ハローミャンマー

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ミャンマーヤンゴン在住、正田信子がヤンゴンから発信します。

9年前の10月、マンダレーに住む当時9歳~11歳の女の子5人がヤンゴンに来て、
ホームステイ先として我が家に滞在しました。

賑やかな彼女達と過ごした10日間ほどは、大騒ぎの連日、楽しい思い出です。

$MESOミャンマー教育支援機構

そんなご縁で、今年からその中の一人、マーマーピョーはMESOapのスタッフとして働いています。

5人娘の一人、Sちゃん。彼女はごく幼い頃に父親がなくなり、その後母親が再婚。貧しいながら家族で生活していました。9年前に我が家に来たのはちょうどその頃でした。

その後、母親も亡くなり、そうなると義父は子供達の面倒を見ない。
結局、Sちゃんと妹は、母方の祖父母の家に行くことになります。
でも祖父母の家は決して余裕がある訳ではなく、子供2人の面倒をみることはできません。
Sちゃんは学校を辞めて、仕事。妹はヤンゴンで世話をしてくれるところに預けられました。



そんなSちゃんから、ヤンゴンに来たとの連絡がありました。
何と赤ちゃんがいるとのこと。

Sちゃんも既に20歳。7月に私生児を出産していました。

子供がいるので、仕事をすることも出来ず、経済的にとても困っている様子です。

厳しい現実を目の当たりにして、自分の出来ることの限界を感じてしまいます。

生まれてきた、かわいい男の子、そしてSちゃんの幸せを祈っています。

$MESOミャンマー教育支援機構