ミャンマーでは、まだ電気が通っていない地域も多く、最大都市ヤンゴンでも電力が充分とは言えません。
従って、停電は日常茶飯事。丸一日24時間停電なんていうことも珍しくありません。
停電になれば、電灯はもちろんのこと、エアコン、冷蔵庫、テレビ、パソコンなど全て使えないのは言うまでもありません。
ヤンゴンに住み始めた頃、停電になると、「ご飯が炊けない」「洗濯ができない」と大騒ぎをしているのは私だけ。
「ご飯はガスで炊けばいいし、洗濯は手で洗えばいい」と周りのみなさんはいたって平静です。
ミャンマーではまだ炊飯器や洗濯機といった家電製品を使っていない家庭も多く、生活自体が電気に頼ってないのです。
豊かな戦後の日本で育ち、スイッチをつければいつでも安定した電気があるのが当たり前と思っていましたが、電気に頼らなくても生活が出来るのだというのが実感です。
もちろん電気があれば便利ですが、電気がなくても工夫次第で大丈夫なことって結構あるんですよね。
ミャンマーも早く、安定した電気が供給されればと願っています。
今年は震災後の影響で、日本も電力不足で各地で節電が言われています。
全てが電気にたよった生活形態になっている日本では、ミャンマーのようには行かないですが、それでも工夫によって出来るだけ無駄を省けば、節電に繋がるのではないでしょうか???
MESO(ミャンマー教育支援機構)