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５月１６日に川崎競馬場で開催された『ヤングジョッキーズＴＲ川崎』。
ＪＲＡからは伴啓太騎手、野中悠太郎騎手、木幡巧也騎手、藤田菜七子騎手、
そして負傷のため今回は騎乗できなかった木幡育也騎手に代わって、
川又賢治騎手が出場しました。
尚、ヤングジョッキーズシリーズの概要は以下の特設サイトをご覧下さい。
先週末の新潟、週明け月曜日の盛岡、そして川崎と４連闘となった藤田菜七子騎手ですが、
この日はエキストラ騎乗を含む４鞍の手綱を取りました。
（エキストラ騎乗の２鞍についてはまた後日）
まずは第７レース『ヤングジョッキーズＴＲ川崎 第１戦Ｃ３選定馬』（ダート1,500ｍ）を振り返ります。
抽選の結果、フリートオリオン（川崎・内田勝義厩舎）とのコンビになりました。
前走は浦和で８番人気２着。
少し恵まれた感は否めませんが、前走２着と言うことと藤田菜七子騎手騎乗も手伝って、
単勝４．８倍の２番人気に推されました。
騎手控室から出て来る藤田菜七子騎手。
急遽参戦のオレンジの帽子、川又賢治騎手は今年のルーキーですが、学年は藤田菜七子騎手と一緒。
整列からのお辞儀。
約１名、川又賢治騎手が模擬レースの時のような、ものすごい大きな声で、
「お願いしまぁす！」と挨拶をすると…。
藤田菜七子騎手大爆笑。
しばらく笑いが止まらない様子。
菜七子「（ちょっと笑いすぎちゃった…）」
菜七子「よっこい…」
菜七子「…しょういち！」
菜七子「フリートオリオンさん、はじめまして。よろしくお願いします。ナナコです
」
フリートオリオン「よろしくナナちゃん。ワシもう９歳やから、あんまり期待せんといてな」
菜七子「大事な初戦。何とか結果を残してファイナルラウンドに出たい！」
フリートオリオン「プレッシャーかけんといてなー」
スタッフ２人「（わしらのプレッシャーもハンパない…）」
菜七子「（私の緊張が馬に伝わってしまうなー。別のこと考えてリラックスしよう）」
菜七子「にいちがに、ににんがし、にさんがろく…」
スタッフ「ナナコちゃん、突然どうした？」
菜七子「な、なんでもないですっ！（思わず声に出して言っちゃったよ…）」
フリートオリオン、ちょっとテンションが高くなってきました。
菜七子「落ち着いて下さいね」
本馬場入場です。
本馬場に入ってきたフリートオリオンと藤田菜七子騎手。
川崎競馬の本馬場入場はとにかく外ラチのギリギリを通るので、観客からの距離が近いです。
本馬場入場後もテンションが高いフリートオリオン。
返し馬の前にちょっと暴れて、藤田菜七子騎手を振り落としそうになりましたが、事なきを得ました。
さぁ、いよいよ第７レース『ヤングジョッキーズＴＲ川崎 第１戦Ｃ３選定馬』（ダート1,500ｍ）の発走です。
フリートオリオンと藤田菜七子騎手は７枠１０番。
スタートで大きな遅れはありませんでしたが、スタンド前は後方から４番手あたりで通過して行きました。
１コーナーも後方４番手の外目を回って行きました。
フリートオリオン、やはりレース前テンションが高かったように、口を割る場面も見られました。
藤田菜七子騎手、なだめながら追走します。
２コーナーは後方３番手。
向こう正面へ入りました。
落ち着きを取り戻したフリートオリオン。
３コーナー手前から外を通って、スーッと上がって来ました。
３コーナーは後方６番手、先頭からは７番手あたり。
３～４コーナー中間、藤田菜七子騎手の手綱が激しく動く中、外から好位へと取り付きいていきます。
４コーナーは先頭から７番手の外を回って直線コースへと向かいました。
写真左から２頭目がフリートオリオンと藤田菜七子騎手。
前を行くクロヒゲ（ＪＲＡ・横山武史騎手）とヴァイタルスターズ（ＪＲＡ・伴啓太騎手）の叩き合い。
懸命に前を追う藤田菜七子騎手。
しかし、１、２着馬とはかなり離されてしまいました。
それでも最後はイーグルバイオ（浦和・保園翔也騎手）、レベルフラッグ（川崎・櫻井光輔騎手）との
追い比べを制し、何とか掲示板（５着）を確保。
レースを終え、引き返してきたフリートオリオンと藤田菜七子騎手。
５着は１０ポイント加算されます。
本人はもちろん納得していないと思いますが、最低限のポイントは獲得できたのではないでしょうか。
とにかく着順が重要となるヤングジョッキーズシリーズ。
ゴール前でギリギリ１頭交わせたことは後になって効いてくるかもしれません。
『ヤングジョッキーズＴＲ川崎 第２戦』の模様は次回に♪
ちなみに今週末の藤田菜七子騎手は土日ともに新潟での騎乗予定。
日曜日の第２レース（ダート1,200ｍ）はプリンセスナナコとのタッグです。
そろそろ結果が欲しいですね。