私は【ギターの弦交換の重要性】という記事の中で、古い弦のダメなところをいくつかあげました。しかし、最後の5つ目だけはほかの記事でまとめたいと思い、この記事を書くことにしたのです。
弦がサビだらけのギターで数ヶ月間弾き続けていた私はある日、ピカピカと輝く新しい弦のギターと出会うことになりました。それを弾いたことによって得た最大の発見、それこそ━━
古い弦だとフレット音痴を起こす
━━というものだったのです。
ピカピカの弦の新しいギターを手にした私は、さっそくレパートリーのひとつである【おどるポンポコリン】のメロディーを弾いてみました。しかし、不思議なことに、まったくメロディーにならないのです。
原因はすぐにわかりました。私がそれまで使っていたギターの弦が古くなっていたため、フレット音痴を起こしていたのだと。つまり私はフレット音痴のギターで数ヶ月間もギターライフをおくり続けていたというわけなのです……。
これが、古い弦のダメなところ5つ目です。弦が古くなるとフレット音痴を起こしてしまい、演奏そのものが不可能になってしまうのです。
『弦は関係なく、2台目のギターのチューニングがずれていただけなのでは?』という声が聞こえてきそうですが、試しに初代ギターの古くなった弦を張り替えてチューニングしてみたところ、予想どおり【おどるポンポコリン】はまったく弾けませんでした。弦が古くなると、確実にフレット音痴を起こすのです。
これを知った私は、微苦笑しながら脱力状態に陥りました。というのも、私は【君が代】をはじめ、多くの曲のメロディーをブログにアップしたのですが、それらはすべてフレット音痴のギターで調べたものなのです。よって、すべて最初から調べ直さなければならないのです……。
それにしても、どのギター教則本にも、どのギターサイトにも━━
「弦が古くなるとフレット音痴を起こすので、古い弦の場合は必ず弦を張り替えるようにしてください」
━━なんてことは一言も書かれていませんでした。それさえ知っていれば、ブログにアップしたメロディーをすべて1から調べ直す必要などなかったというのに……。
今回のことで改めて実感しました。どのギター教則本も、どのギターサイトも、本当に当てになりません。