エレキギター 単音の章 入門編その②【コード練習よりメロディー練習からおこなうことを理解する】 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 ギターの教則本というのはどれをとってみても、ギター各部の名称の説明などの次に、いきなりコードの練習に入るものばかりです。

 

 
 1冊に10数曲ものバンドスコアが掲載されたりしていますが、私の知る限り、すべてコードによるバッキング演奏用のものです。

 

 
 いきなりコードの練習から入る━━結論からいわせてもらいますが、それはとんでもない大間違いです。

 

 
 ギターというのはたった1本の弦を素早く正確におさえて、正しいきれいな音を出すことが非常に難しい楽器です。1本の弦すらまともにおさえられない段階で、なぜいきなり2本以上の弦をおさえて弾くコードの練習に入るのでしょうか?

 

 
 はじめてから半年から1年くらいは、単音弾きによるメロディー演奏の練習をするべきです。それによって弦1本1本の正しいおさえ方を身につけていくのです。

 

 
 私のこの意見に反論があるのなら、いくらでも受けつけます。

 

 
 そもそも、弾き語りが魅力のひとつであるアコギならまだしも、初心者がエレキギターでコードやバッキングの練習をしてもなにもおもしろくないでしょう。

 

 
 挙句の果てにほとんどの教則本で【1番簡単な初心者向けの曲】として紹介されているMONGOL800というグループの【小さな恋のうた】という曲。この曲を知っている人が、いったい世の中にどれほどいるのでしょうか?

 

 
 私はロック・ポップスの知識はそこそこあるほうだと自負していたのですが、エレキギターの教則本を読むまでMONGOL800というグループの【小さな恋のうた】などという曲はまったく知りませんでした……。

 

 
 ストーンズの【サティスファクション】とか、キャロルの【ファンキー・モンキー・ベイビー】とか、BOφWYの【マリオネット】とか、ロックファンなら1億人中1億人誰もが知っているような曲でのコード練習なら10歩ゆずっていいとしても、誰も知らないような曲でコード練習をやれといわれてもやる気などこれっぽっちも起きないはずです。

 

 
 ただでさえ難しい&おもしろくないコード練習を、誰も知らないような曲でやれとほとんどの教則本がいっているのです。あきれてものがいえないとはこのことです。

 

 
 コードチェンジにつまずいている人たち、バッキング練習がつまらない人たち、今すぐその練習をやめて単音弾きによるメロディー演奏の練習を開始しましょう。

 

 

 

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