せっかくエレキギターをはじめたというのに、コードチェンジが難しすぎるゆえにいつまでたってもバッキングで曲が弾けるようになれない━━そうした悩みに苛まれている方は多くいると思います。
とある教本に紹介されているバンドスコアの中で、最も難易度の低い簡単な曲とされているのがMONGOL800の【小さな恋のうた】というものだったのですが、楽譜を見たところ『ハァ、こんなの初心者に弾けるわけないだろう……』と苦笑まじりのため息をついてしまいました。
超難しい曲が最も簡単な曲として紹介されている本ばかりなのですから、バッキング演奏に挫折してエレキギターをやめてしまう人が後を絶たないのはしかたのないことでしょう。
そこでオススメしたいことがあります。バッキング演奏がどうしても難しくてできないようなら、ソロやメロディー演奏だけを楽しめばいいと思います。はっきりいって、これはアリです。
そもそも、バッキング演奏に憧れてエレキをはじめた人というのは少数派なはずです。憧れのギタリストが弾くソロ演奏などに憧れてはじめた人が大多数なはずです。
バンドなどを組んでいるわけではなく、ひとりきりの趣味や自己満足だったならば、難しいコードチェンジのあるバッキング演奏には見切りをつけて、ソロやメロディー演奏をやるといいでしょう。
私もプリンスの【パープル・レイン】のギターソロや、サンタナの【ブラック・マジック・ウーマン】のギターソロを自分でも弾いてみたいという思いからエレキをはじめました。
コードチェンジのバッキングがうまくいかずに前に進めない人たちは、今日からソロやメロディー演奏をやってみたらいかがですか?