このトレーニング法は、Aタイプ向けのトレーニング法が『もう簡単すぎてつまらないよ』というくらいになってからおこなってください。
トレーニング①【目をつぶってぶんぶんぶん】
ピアノの本には『手のフォームはたまごやピンポン球を握るような感じにし、右手親指をドの上に置いたら、ほかの指も自然にレミファソの上に行くようにしましょう』と書かれていますが、そういわれてもなかなか身につくものではありません。
そこで試してほしいのが【ぶんぶんぶん】です。この曲はドからソだけで弾けます。そしてたまごやピンポン球を握るフォームで鍵盤に手を乗せ、その手のフォームを極力崩さないことを意識して【ぶんぶんぶん】を弾いてみましょう。
2、3回見ながら弾いたら、次は目をつぶって弾いてみましょう。右手が終わったら次は左手で。
右手1をドの上に移動させたら、右手2はレ、右手3はミの上に自然に行くようにする━━これはピアノを弾く上で基本中の基本であり、この癖をつけておくとあとあととにかく便利なのです。【ぶんぶんぶん】を手のフォームを崩さないことを意識して弾き続けて、この便利な癖をつけていきましょう。
トレーニング②【ド~ソ ソ~ドをレガート弾き】
タイトルどおりに弾いてみましょう。慣れてきたら2回、3回と続けてループさせていきます。
トレーニング③【左手強化】
動きにくい左手を強化させるべく、右手でペースを弾いて左手でメロディーを弾いてみましょう。
まずはタンナイに紹介されている【メヌエット】でやってみましょう。
左 ド1(右ラ1・ファ5) ファ5 ソ4 ラ3 シ2 ド1 ファ5 ファ5
左 レ1(右シ1・ファ5) シ3 ド2 レ1 ミ2 ファ1(右ラ1・ファ5)
ファ5 ファ5