2014年ブラジルワールドカップ前、様々なテレビや雑誌で元有名選手や評論家たちが大会の行方を予想しました。
中でも記憶に残っているのがフットブレインで、都並敏史、北沢豪、小倉隆史、福田正博、秋田豊という元日本代表のそうそうたる面々が大会がどのように進むかを予想していました。
死の組のグループDは順当にイタリアとウルグアイが勝ち抜け、グループDに次ぐ死の組であるグループBはスペインとチリが勝ち抜くと予想していました。
が━━グループDはコスタリカが首位通過し、グループBはオランダが圧倒的な強さで首位通過しました。イタリアとスペインはグループステージ敗退です。元日本代表のそうそうたる面々の方々の予想はまったく当たりませんでした。
また、とある雑誌でインタヴューを受けた元イタリア代表キャプテンのカンナバーロは、グループCについてこのようなコメントをしています。
「コロンビアはファルカオが間に合えば、かなり有利になるだろう。ギリシャはユーロ2004で優勝した国だけど、もう10年も前の話だからね。コートジボワールは選手個々の力量はある反面、チームとして見るとパッとしない。その点、日本は監督が最高だ。しかも、本田や香川のようにヨーロッパのトップレベルでプレーする選手が増えて、国際経験が豊かになってきた。僕の予想だと、成熟してきた日本が優位だよ」
“最高の監督”であの内容とあの結果ですからね……。また、コロンビアはファルカオなしでもぶっちぎりの首位通過をきめました。
これでわかるように、元有名選手の意見だろうと当てにはならないということです。ずっと以前から充分承知していたことではありますが、今回のワールドカップで改めて再痛感させられました。
これからは基本的に自分の分析のみを信じるようにしたいと思います。