5分。中盤右からのミドルボールをファン・ペルシーがヘッドフリックで裏に落とし、ボックス右に走り込むロッベンがボールを追いかけますがナバスに取られてしまいました。シュートまで行けませんでしたが、個人技だけではないバリエーションの深さを感じさせる攻撃でした。
9分。アタッキングサード右のロッベンがボックス右のファン・ペルシーに渋いスルーパス。ファン・ペルシーは受け取れたものの、トラップがやや大きくてシュートまで行けませんでした。惜しいシーン。
12分。中盤のスナイデルから右サイド深くのロッベンへ電光石火の対角線サイドチェンジ。受け取ったロッベンはふたりに前を塞がれながらも巧みなクロスをニアのカイトへ。しかしカイトがうまくコントロールできずに終わりました。これも惜しいシーン。
14分。コスタリカの中盤左の選手が、アウトサイドキックでの華麗なワンタッチスルーパスで左サイドをえぐります。それを受け取ったディアスがボックス右からグラウンダークロス。ボックス内のキャンベルは倒されましたがノーファールでした。惜しいシーン。
20分。コスタリカの大エース・キャンベルがウレーニャと交替。ピント監督の大英断です。この采配が吉と出るか凶と出るか……。
22分。オランダのロッベンが右サイドを縦突破すると見せかけてボックス右にカットインし、ふたりの敵を置き去りにします。そしてボックス内のファン・ペルシーとワンツーを狙いますが、プレスバックしてきたぺヘラに惜しくもクリアされてしまいました。
ファン・ペルシーはリターンパスはなく、ファーストタッチコントロールでゴールエリア右にボールを転がすという選択肢も考えられましたが、ここはやはりロッベンとのワンツーしかありえません。必死に戻ってクリアしたぺヘラを褒めるしかないです。
25分。コスタリカのバイタルエリア左の選手が、オランダ守備陣のわずかなギャップに絶妙のスルーパス。ボラーニョスが追いついてボックス左に侵入しますが、ボックスに味方がいない上に敵に正面にこられたので怖い攻めはできませんでした。惜しいシーン。
31分。オランダのロッベンがひとりをかわして右サイドを突破。次はボックス右への侵入を狙いますが、敵に立ちはだかれて苦戦します。なんとか侵入に成功してパスを出しますが怖い攻撃になりませんでした。
ロッベンは右サイドを突破したあとボックス右への侵入を狙うより、ペナルティエリアでフリーだった味方へパスしたほうがよかったと思います。正面のマーカーはゴール方向に向いていたので、後ろを通されるパスには反応できません。ペナルティエリアの味方は正面のマーカーより後ろにいたので、パスを出せば確実に通っていたと思います。
36分。オランダのFK。スナイデルのインカーブシュートはゴール左のポストを直撃!ついに先制かと思われましたが惜しいシュートでした。
38分。コスタリカのボックス内での混戦。ルーズボールをオランダのファン・ペルシーがボックス右でおさめ、ふたりの敵を切り返しでかわしてシュート。しかしナバスに止められてしまいました。
シュートの瞬間、かわしたふたりの敵に左からスライディングをされ、ニアへのシュートコースを消されてしまいました。そのためファン・ペルシーのシュートはファー気味になり、甘いコースになってしまいました。
39分。後方からのロングボールを裏を取ったオランダのファン・ペルシーがトラップ。しかし、痛恨のトラップミス。もしも成功していたらナバスとほぼ1対1の状況でした。
42分。ボックス左のオランダのスナイデルが、マーカーにジャンプキックで邪魔されながらもゴールエリア右のファン・ペルシーへ絶妙のクロス。タイミングはドンピシャでしたが、ファン・ペルシーのシュートは惜しくも空振りに終わりました。
47分。オランダのブリントがボックス左から絶妙のグラウンダークロス。ふたりの味方が裏を取ってシュートを狙いますが、ふたりともまさかの空振り。3人目の味方もシュートできず。ファーで待ち構える最後のファン・ペルシーがニアにシュートしますが、コスタリカの選手にクリアされてしまいました。そのクリアボールがバー直撃!コスタリカは命拾いの連続。オランダは圧倒的に攻め込みながらきめきれません。