2014年ブラジルワールドカップ決勝トーナメント1回戦【ドイツvsアルジェリア】前半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 6分。ドイツのエジルがバイタルエリアから右のムスタフィに展開。ムスタフィはミュラーの走り込みに期待して、ワンタッチでボックス右にグラウンダークロスを送ります。失敗に終わりましたが、判断はまちがっていませんしおもしろいアイディアです。

 

 
 8分。ドイツが華麗なパスワークから右サイドのムスタフィに展開。ムスタフィは先程と同じように味方の走り込みに期待してグラウンダークロスを送りますが、今回は精度も判断も非常に悪かったです。走らせる味方より、その味方のマークについている敵のほうが明らかにボールに近い場所にいました。ムスタフィは敵を縦にかわして右サイドをえぐり、そこから普通にクロスを入れたほうがよかったと思います。

 

 
 13分。アルジェリアのフェグーリがボックス右に侵入し、3人を抜いて深くえぐります。しかしラストパスはあらぬ方向に飛んでしまいました。後ろの味方へのプルバック、横の味方へのグラウンダークロス、シュート、いずれもダメでした。もったいないシーン。

 

 
 17分。アルジェリアの選手が左サイド深くに進み、敵ひとりをひきつけつつインナーラップしたグランにスルーパス。そしてグランはボックス左からダイレクトシュートを放ちました。しかしGKノイアーに左手1本で止められてしまいました。

 

 
 グランはファーに打ってノイアーにはじかせることができたので狙いどおりの攻めです。味方もファーにつめていました。しかしノイアーはシュートをボックス内ではなく外にはじき出して難を逃れました。狙って外にはじき出したのかどうかはわかりませんが、もしも狙ってのことだったら恐るべきディフレクティング技術です。

 

 
 30分。ドイツのラームがバイタルエリアから意図のわかりにくいスルーパスを蹴ってしまいました。前の味方へのスルーパスなら味方と右の敵の間を狙うべきですし、右サイドの味方へのパスならもっと強く蹴るべきです。少しもったいないシーン。

 

 
 36分。ドイツのエジルがGKの前で落ちるドライブシュートを放ち、危険なところにボールをはじかせることに成功。ミュラーがつめていましたが、マークにつかれてシュートもクロスもなにもできませんでした。しかしボックス内に味方はいなく、たとえワンタッチでクロスを上げても意味はないのでしかたがないです。

 

 
 40分。ドイツのクロースがワンバウンドのミドルシュート。GKムボリはキャッチすることができず、ボックスにつめていたゲッツェにパスをするようにはじいてしまいます。しかしゲッツェはきめきることができませんでした。惜しいシーン。

 

 

 

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