ブラジルワールドカップ・コートジボワール戦の戦犯は遠藤・香川・ザッケローニである | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 屈辱の逆転負けに終わったコートジボワール戦。この試合の戦犯は一般的に長友といわれることが多いですが、失点シーンを振り返ると戦犯が誰であるのか明瞭にわかってくるのです。

 

 
 まず後半18分の1失点目。右サイドのフリーのオーリエにボールが渡った瞬間、マークに行くべき位置にいたのは遠藤でした。しかし遠藤はどういうわけか、オーリエより前方にいるコートジボワールの選手のマークに行ってしまったのです。その選手にはすでに日本の選手がマークについているにもかかわらず……。

 

 
 次の瞬間、フリーのオーリエに良質なクロスを許してしまったというわけです。

 

 
 しかし遠藤は途中出場のためにリズムがつかめていなかったでしょうし、そもそも遠藤は守備固めで投入されたわけではありません。ポゼッションによる逃げきりのためです。

 

 
 しかし雨の影響からか、日本はショートパスをカットされるシーンが多く見られました。とてもポゼッションで逃げきるという戦術が効果を発揮するとは思えません。

 

 
 また、長谷部と遠藤の交替は、試合前からきめていたことだったそうです。試合状況に応じた采配だったというわけではなかったのです。

 

 
 もしもザッケローニが遠藤を投入せず長谷部のままだったら、1失点目は防げていた可能性が高いと見ています。

 

 
 次に後半20分の2失点目。再びフリーのオーリエにボールが渡りましたが、最も近くにいたのが香川だったのです。しかし、その香川も遠藤同様、オーリエにアプローチには行かず、クロスのコースをなんとなく消す守備しかしませんでした。距離的にオーリエにパスが渡った瞬間、ダッシュしてアプローチに行って良質なクロスを邪魔することは充分可能だったはずです。

 

 
 前半から日本は怖いクロスをたくさん上げられていました。もしもハーフタイムにザッケローニが『クロッサーに寄せてプレーを邪魔しろ』と指示していれば、2失点目も防げていたと思います。

 

 

 

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