パスサッカーvsひきこもりサッカー | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

ヤフー知恵袋に寄せられた質問
 サッカーの戦術についての質問です。最近サッカーを見始めたものです。

 
 パスサッカーを志向するチームは、いわゆるひきこもりサッカーをするチームをなかなか崩せず苦手としています。しかし、パスサッカーのチームはもともとパスをつなぎ相手を押し込むことで相手を崩し得点することを狙っているはずです。素人目には相手を押し込んでいるときと相手が引いているときが同じように見えます。そうすると、わざわざ自分たちで苦手な状況を作っているように見えます。

 
 パスサッカーについて、どなたか詳しく解説していただけないでしょうか。

 

  
ベストアンサー 
 逆では?ひきこもられた相手にこそパスサッカーは有効になるかと。

 
 だから少し前のバルセロナのサッカーは美しかった。どんな相手にでも同じやり方で通用していましたからね。

 
 ひきこもられようが、前からこられようが、ツータッチアンダーで2つ以上のパスコースを確保しながら相手にボールを触らせずフィニッシュまで持っていく。

 
 もちろん、メッシ、シャビ、イニエスタ、ブスケツといった選手が中盤で前を向けるときに前を向いているからこそできる芸当ですが。

 
 つまり、本来のパスサッカー(引かれても前からこられても崩せるサッカー)は彼らにしかできないサッカーのことを指す。

 
 なので今後、バルセロナ含め(シャビとイニエスタの衰え)パスサッカーだけでは上は目指せないでしょう。

 
 そういった点から見れば、あなたの意見は正しいように思う。パスサッカーで崩しきれるチームはすでに存在しないのですから。引きこもられればなおさらです。

 
 ただし、90分押し込まれることを前提に、引きこもって守ろうとしても守れないのがサッカーです。これではバルセロナ以外のパスサッカーを志向としたチームでも崩せます。

 
 それと、押し込まれると、ひきこもりの違いについてですが、どちらも同じです。

 
 結局は守ってる側がどう見ているか、何を狙っているかによって違ってくる。

 
 押し込まれている時間帯にひきこもり(ブロックをしっかり作ってコンパクトに)にシフトし、奪った後どうやってマイボールでサッカーを始めるかを思考できているならそう悪いことではない。時間帯によってはそうせざるを得ないこともありますからね。

 
 最後に、プレーヤー目線で言えば、攻めにくいと思うことはあっても苦手に思うことはまずないでしょう。ボールは持てるし、攻められることもないですからね。

 
 それに、勝てるチームは押し込んでいることはがほとんどですし、引きこもっているチームがリーグ戦やトーナメントで上位にいる所も観たことがない。

 
 ぐだぐだになりましたが、サッカーにおいて、押し込まれたり引きこもることで良いことはないということです。

 

  

 

弥勒の論証

 
 まず“ひきこもりサッカー”というのは、リトリートディフェンスを採用しているカウンターサッカーのチームだと思われます。

 

 
 では、本題に。質問者さんはパスサッカーのチームのことを【ひきこもりチームの守備を崩して点を取ることを得意とするチーム】と思っているようですが、それは少し誤解です。

 

 
 サッカーのチームには大きく分けて、パスサッカーのチームとカウンター狙いのひきこもりチームがあります。なぜ、このふたつに分かれるのか?

 

 
 パスサッカーのチーム━━テクニックが高い選手が多いから

 
 ひきこもりチーム━━テクニックが低い選手が多いから

 

 
 ━━極端にいうとこれが基本的な理由です。パスサッカーのチームはひきこもりチームの守備を崩すことを得意な攻撃にしているわけではなく、テクニックが高い選手が多いからそのようなチームにしているだけなのです。

 

 
 ひきこもりチームの守備は、どんな攻撃手段をもちいても崩すのは難しいです。しかし、パスサッカーのチームはほかの戦術をもちいるチームより、崩しのバリエーションが豊富という特徴があります。

 

 
 崩すのに手こずってはいるけれど、惜しいチャンスはそこそこつくれている━━それでおんの字なのです。

 

 

 

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