先日、ZONEというサッカー雑誌で、ツネ様がキャプテン翼の作者・高橋陽一と対談をしているページを見ました。そして私は限りなく不愉快な気持ちになりました。
ワールドカップイヤーということもあり、高橋陽一は様々なメディアにひっぱりだこな日々をおくっているようです。そんな高橋陽一は日本のサッカーブームの功労者面しているわけですが、高橋陽一は日本のサッカーブームにまったく貢献していないどころか、日本国民のサッカーへの理解度の成長を最もさまたげた人物です。
今でこそサッカー漫画は山ほどあるので、キャプテン翼を読んだことがない人はたくさんいると思われますが、1980年代、サッカー漫画といえばキャプテン翼しかなく、当時の子供たちにとっては【サッカー=キャプテン翼】だったのです。
もしもキャプテン翼がサッカーの正しい知識、正しい常識が描かれ、サッカーというスポーツの戦術的・技術的な本当のおもしろさを伝える漫画だったのなら文句はないですが、キャプテン翼の実態とはサッカーを題材にした単純なバトル漫画にすぎず、サッカー漫画などではまったくないのです。
日本中の子供たちにサッカーの誤った知識、誤った常識を植え付けた上、子供たちから吸い取った莫大な印税で豪遊生活をおくっているのかと思うと腸が煮えくりかえります。そんな人間がなぜ日本のサッカーブームの火付け役と崇拝され、ツネ様と対談などをするのでしょうか……?
日本のメディアにいいたい。ワールドカップイヤーの際、高橋陽一を取り上げるのは今回を最後にしていただきたい。そして次回からはファンタジスタの作者・草場道輝さんを“真のサッカー漫画の王”として取り上げるようにおねがいしたいです。