欧州CL2013/14決勝 【レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリード】 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

結果 4━1でレアル・マドリードの勝利

 
サイドをえぐった回数

 レアル・マドリード:17回  アトレティコ・マドリード:13回
 
バイタルエリアを有効活用した回数
 レアル・マドリード:8回  アトレティコ・マドリード:1回

  
カウンターの回数

 レアル・マドリード:4回  アトレティコ・マドリード:6回
 
ナイスシュートの本数 ※ナイスシュート━━GKのファインセーブ、微妙なオフサイド、バー&ポストに阻まれてゴールにはならなかったものの惜しいシュート。

 レアル・マドリード:1本  アトレティコ・マドリード:なし

 

 

 

 エリート軍団レアルvs雑草軍団アトレティコによる史上初のマドリードダービーとなったCL決勝。

 

 

 タレント力で上回るレアルが圧倒的にボールを支配すると予想していたのですが、意外にもレアルのビルドアップ技術は高くなく、ミドルサードからのアーリークロスを多用する単調な攻めが目立ちました。

 

 

 しかし、それでもベンゼマとクリロナといった身長&個人能力を兼備したアタッカー陣がいるので、けっして非効率的な攻めではないのですが……。

 

 

 前半12分、アトレティコのビジャがみずからオフサイドポジションに出るようなプレイをしました。これはおそらくレアルのDF陣をだました時間差攻撃をやろうとしたのだと思います。

 

 

 もどかしい時間が続く中、レアルのベイルがショートカウンターからボックス内でシュート!しかし決定機をものにできませんでした。

 

 

 均衡を破ったのが意外にもアトレティコで、ゴールの形も予想だにしないもの。ボックス内で競り合ったセカンドボールが、飛び出していたGKカシージャスを追い越してレアルのゴールに吸い込まれていきました。アトレティコのラッキーゴール。

 

 

 カウンターオンリーのアトレティコが見事に先制。あとはいつもどおりに守備を固めて逃げ切るだけです。

 

 

 後半、アトレティコが左サイドに敵をひきつけてから、中央のフリースペースにヨコパスを送る攻撃を見せました。本来ならレアル側がやるべき攻めです。それからもアトレティコのアタッキングサードでの攻撃が続きます。

 

 

 その後、レアルはCBのラモスが上がってクロスを放ったり、ベイルがドリブル突破から再び大チャンスをつくりましたがものにできず。

 

 

 レアルはアタッキングサードまではボールをなんなく運べるのですが、最後の手段がクロスか個人技頼み。CFベンゼマのポストプレーから展開をつくってほしいのですが、ベンゼマのポストプレーはわずか2回。どちらもうまくいかず……。

 

 

 結局、ベンゼマは途中で下げられ、スペインの新星モラタが投入されます。

 

 

 レアルはクリロナとベイルという両サイドアタッカーがあまりに強力なためか、CFのポストプレーというものをほとんどオプションにしていない印象。これは少し残念なところです。

 

 

 アトレティコリードのまま後半アディショナルタイムへ。『あーあ、レアルを応援していたのだがダメみたいだな。今日のベストプレーヤーはアトレティコのGKクルトワにするか』と思った矢先のことでした。CKからラモスが劇的同点ヘッド!

 

 

 延長戦。相変わらずレアルのポストプレイは機能しない。このへんをしっかりつくりあげていれば、もっと得点チャンスを広げられたと思います。

 

 

 しかし、均衡を破ったのがディ・マリアのドリブルシュート。それをクルトワがはじき、ベイルが難しい体勢からヘッドで押し込んで勝ち越し!

 

 

 最後はクリロナが自分でPKを獲得してきめて終わってみれば4━1。レアルは前人未到の10度目のヨーロッパ王者となりました。また、クリロナはメッシとは対照的に、最高の形でワールドカップをむかえられそうです。

 

 

 

ベストシュート━━(延長後半)レアル・マドリード、ベイルの難しい体勢からの勝ち越しヘッド。

 
ベストタテパス━━該当プレーなし。

 
ベストクロス━━(後半)レアル・マドリード、ラモスのクロス。

 
ベストインテリジェンス━━(後半)アトレティコ・マドリード、ビジャの攻め急がないタメ。

 
ベストドリブル━━(延長後半)レアル・マドリード、ディ・マリアの左サイドからふたりを抜いてボックスに侵入したドリブル。

 
ベストファンタジー━━(後半)レアル・マドリード、ディ・マリアのワンツー突破

 
ベストディフェンス━━(前半)レアル・マドリード、ラモスのクロスをクリアしたプレイ。

 
ベストセーブ━━(後半)アトレティコ・マドリード、クルトワのワンハンドパンチング。

 
ベストプレーヤー━━120分間、獅子奮迅のチャンスメイクをおこない続けたレアル・マドリードのディ・マリア。

 

 

 

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