弥勒の論証
結論からいいますと、100%勝てるとわかっている試合がおもしろくないのと同じように、100%成功するとわかっている攻撃もおもしろくないのです。クロアチア戦の柳沢のようなミス、ハプニングが起きるからこそサッカーとはおもしろく、それこそがサッカーの醍醐味のひとつなのです。
また、機械ではなく人間がプレイしているのです。それも手より遥かに扱うのが難しい足で。そのため、いつ、どこで、どんなことが起きるか予測できない魅力がサッカーにはあるのです。柳沢のシュートミスはそれを改めて教えてくれたのです。
そもそも似たような大チャンスを3回も4回もものにできなかったのなら、『あーあ、なにやってんだか……』と怒りとあきれを覚えるとは思いますが、柳沢がクロアチア戦でやらかしたポカは1回中1回です。それをギャアギャア罵倒するのは不分別で恥ずかしいことだと思います。
このような高く広い視点からものを見れるようになりなさい。