サッカーの個人技によるゴールはおまけにすぎない | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

ヤフー知恵袋に寄せられた質問
 いまの日本のサッカー選手でマラドーナみたいに何人も抜いてそのままシュートっていう選手はいないんですか?テレビを見ていてもぜんぜんおもしろくないし興奮もしません。

 

 

 

弥勒の回答

 
 そのような選手はいるとは思いますが、いうまでもなくめったにお目にかかることはできません。

 

 
 そもそも何年かに1回か2回、あのようなゴールが世界のどこかで起きるから希少性があるのです。

 

 
 しかし、逆説的かもしれませんが、マラドーナの5人抜きのようなゴールがまず見られないところがサッカーのおもしろさなのです。

 

 
 もしもサッカーが個人技によるゴールがぽんぽんきまるスポーツだったなら、わざわざ11人対11人でおこなう必要はないでしょう。4人対4人くらいでおこなうルールに変えるべきなはずです。

 

 
 しかし、そうではないからサッカーとは11人対11人のままなのです。

 

 
 個人技(ドリブルやフェイント)というのは基本的に、マラドーナのようなスーパーゴールをきめるためのものではなく、マーカーをかわして数的有利な状況をつくったり、シュートやパスを蹴りやすい状況をつくったりするためのものだと思います。

 

 
 個人技によるゴールはおまけにすぎないものであり、細かいパスをつないでみんなで攻め込んでいくのがサッカーの1番の見どころであり、1番のおもしろいところなのです。

 

 
 ━━が、とはいっても、初心者にとっての楽しみといえばスーパーゴールのシーンくらいで、それ以外の時間はたいへん退屈なものだと思われます。かつての私もそうでした(笑)

 

 
 これはサッカー番組やサッカーDVDの構成がまずいためだと思います。どのサッカー番組をとってみても、どのサッカーDVDをとってみても、スーパーゴール集的な内容ばかりで、チーム戦術やグループ戦術を詳しくとりあげたものは見たことはありません。

 

 
 本はけっこうあるのですが、囲碁や将棋ではないのですから、サッカーの戦術はやはり実際の選手たちを起用してDVDで紹介すべきだと思います。

 

 

 

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