「一生物だから」と母がプレゼントしてくれたのは
日本のジュエリーブランドの老舗 田崎真珠(現 TASAKI)の真珠のネックレス
わたくしに合うように・・と母が大きさ 色 長さにこだわってオーダーしてくれて
その時 母は自分用にベビーパールのネックレスをオーダーしたの
母が亡くなって
母のジュエリーはわたくしが譲り受けたのだけれど
その中にあったベビーパールのネックレスは ずっと糸替えをしていなかったので
先日 TASAKIに立ち寄って 糸替えをお願いしたのね
そうしたら
「自社製品ですので 糸替えは無料です」
30年以上前にオーダーしたネックレス
保証書も何も残っていないのに
ちゃんと田崎真珠でオーダーしたものだとわかるようになっていたの
そして 無期限で無料で糸替えをしてくださると
オーダーとはいえ 決して高額ではないのに 丁寧に丁寧に取り扱ってくださって
130粒以上ある小さな真珠を「間違えのないように」と数回数えてくださって
「長く大切にお使いいただいてありがとうございます 責任を持ってきちんとお取り替えさせていただきます」と
母が田崎真珠を贔屓にしていたのがわかった気がした
仕事の大きい小さいに関係なく
お客様を大切にする
お客様が大切にしているものを大切にする
自社の製品 商品を愛し大切にする
祖父が教えてくれた『商売の基本』
老舗が老舗として生き残り続けるのが難しい今
それでも生き残り続けるには
時代を見る目を持ちつつ
こういう「小さな仕事」も大切に大切にしていくことが大切なのかもしれない
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