嵐山慕情(戻っておいで、私の時間♪竹内まりや) | merveilleux777のブログ

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お花の教室…
メルベイユ、フルール
「素晴らしい花」主催


日常の中で感じたことをエッセイ、ポエムにして…♬

自然溢れる 保津川渓谷を下ると

色染まる  カエデやツツジ

目の前に広がる  風光明媚な嵐山…





船を漕ぐ船頭さんから  車を引く車夫さんへと繋がるように

道に並ぶ  人力車の列


京の街は  舞妓さんや着物姿のはんなりとした女性とは うらはら

豪腕な 縁の下の力持ちの男性も

京の観光には欠かせない  エキスパート!


時代を繋ぐ京の風情を  どこかひと味違った角度から

魅了させてくれるようでも…♬





京福嵐山の駅構内には  小道の両端に

「おこしやす」の雅な色柄を細工された

京友禅を彩る  京柄ポール!


夜にはライトアップされ  風情漂う嵐山に…☆





駅の前には 足利尊氏を開基とし

後醍醐天皇の菩提を弔う為に  建立された天龍寺


臨済宗の大本山で  世界文化遺産として登録されている

開山当時は  京都五山の第一位に位置付けられた





そして特別名勝「曹源池庭園」は日本初の国の史跡


遠方の嵐山、小倉山を借りて  

視野に取り込む借景という技法により

庭の木々と遠方の山が繋がって  

広大な景色を生み出される


縁側に座って  山やもみじが映る池を眺め

長い渡り廊下から  鮮やかなカエデやイロハモミジを目にし

回遊式庭園を歩きながら  花木を楽しむ♬


そんな優雅な王朝文化と禅文化が溶け合った風情ある 名園!






赤白の斑入り椿の蕾が膨らんで 「つやばき」と呼ばれ

いわれあるように  艶やかな花と厚い葉は

来る冬を告げるように咲き…





紅葉と一緒に咲いているのは…

この時期 珍しい春の花  ツツジ?


今年の暖かさでツツジは  

花を付ける時期を勘違いしているのか?

開花のメカニズムが狂ったのか?


春に咲くツツジの花は  冬を飛び越し

春一番と咲き出している☆





庭の「曹源池」という名は  滝の湧き水から出てきた石に

「曹源一滴泉」という文字が 彫られていたことに由来し…


一滴の水をも 疎かにしてはいけない

一滴の水が 集まって大河となり  

海へと繋がって 命の水になる





世の全ての事は  小さな事の積み重ね

それがいつしか大きく実を結び  千里の道も一歩から


どんな小さな物にも  大きな可能性があるという

禅の教えであろうかと…☆





庭の正面には  二枚の巨岩を立て 竜門の滝落とし

鯉が滝を登って竜と為る事を  表現されている


勢いある鯉の滝登りは  

人の人生を例えているようでもある


そこには  ひたすら修行を繰り返すような

禅の理念に  似たものがあるようにも思える





昔は還暦を過ぎると  もはや年寄り?

それこそ80代は  生きた化石?

そんなことをいわれた時代であったが…


今やTVや雑誌で紹介されるだけでなく

年老いても  元気に活躍されている方を

目の当たりにする事も  しばしば…





健康長寿になるには  昨日今日に始まった訳でなく

若い時から  体と心の良い習慣を積み重ね


日々の暮らしの選択を疎かにせず  

自分の健康に責任を持つこと


そんな日常の修行が  健康長寿へと繋がっているようにも…☆





禅寺の開祖「遠魔大師」の大きな「だるま絵」

目元口元にインパクトある  だるま絵は


食べ物を疎かにせず

一日を無駄にせず

前向きな挑戦を怠らず

と諌められ  睨まれているようにも見え…





だるま絵は  忘れがたい天龍寺のシンボルとなって

私達に  嵐山の背景と共に

禅の教えで  問いかけてくれているよう…☆彡