雪下駄は雪道用の下駄である。普通の下駄では、雪道を歩くたびに、歯の間に雪が詰まってしまう。そこで、雪下駄には雪離れを良くするための工夫がされている。
左は青森県弘前市の津軽塗の雪下駄。歯を並行ではなく、台に近づくにつれ狭くする事で、雪離れを良くしてある。また、前後の歯には滑り止めの金具が付く。
主に北海道で多く使われるタイプの雪下駄である。
写真手前が下駄の裏側、左が爪先になる。下駄の前半分には歯は無い。この部分は箱形の空洞になっており、鼻緒の結び目から雪の水気が伝わってこないよう、 ふたで密閉されている。また、後の歯には滑り止めの金具が付く。
昔はユキゲタと呼ばれていたが、上の写真のような北海道型のユキゲタが昭和30年頃にでてきて以降、区別するようにハコゲタと呼ぶようになった。
多く新潟県で多く使われるタイプの雪下駄である。
日本履物博物館HPより抜粋
日本人が普段にきものを着なくなってから
履物も、草履くらいしか見なくなった。
今日から、暫くは「履物談義」を
書いていきます。