毎日新聞に全面広告です、広告主は毎日新聞、つまり自社の主張です。こうです、女らしさより男らしさより、どちらでもないらしさより、自分らしくあればいいんだと。おいおい。どちらでもないらしさとは畏れ入りました。男のくせに、女のくせに、という物言いは確かに昔から抵抗はありました。医者のくせにとよく言われましたが、これはやはり言われると嫌なもんでした。医者がこんなことやってるんじゃなくて、こんなことする者が医者もやってるだけですよと。そういう逆順への違和感です。やってもいいでしょう?という反発です。でも男らしく女らしくがこの時代叩かれます。ひとえに男女の二項分けから外れる人への配慮なのでしょうが、男であり女である人にはらしさってのはやはり要求されますよ。泣くな!男じゃろう?このセリフ全然嫌じゃないですけれどね、言われてぐっと涙こらえようとする、声殺して嗚咽する、その気持ちの方がうんと大事でしょう男には。女の子らしくなさい!というのもそうじゃないんですかね女の子にとっては(これは私にはわかりません)。そういう理屈で行くと、このコピーの安直さです。女らしさ男らしさより自分らしさを優位に置く、その空っぽな偽善です。どちらでもないらしさ、これを男女の別に項立てする意図はわからぬではないですが迎合し過ぎです。はぁ~です。こちらの勢力の恣にしていていいのでしょうかね。トランプさん、早くひっくり返してくれ!