我が家の愛犬メリーちゃんが

 

とうとう旅立ってしまいました。

 

15歳9か月

 

8月に16歳を迎えるところでした。

 

一番来てほしくなかったその時が

 

やってきました。

 

大往生、と言いたいところですが

 

残念ながら、病気が原因です。

 

 

 

2か月前くらいから

 

ハァハァと息が上がることが多く

 

病院へ行って血液検査をしたら

 

貧血気味なので、酸素が足りない

 

せいかも?ということで

 

他にも炎症を表すマーカーが

 

高いこともあり、抗生物質の

 

薬で様子をみることに。

 

でも1か月経ってもちっとも改善

 

されず、むしろお腹がパンパンに

 

張ってきたので、

 

腹水でも溜まっているのでは?と

次の予約日を待たずに再度病院へ。

 

たまたまその日は担当の医師が

 

いなくて、院長先生に診てもらえた

 

ので、以前にガンも患っているし

 

念のためエコー検査をしようと

 

いう事になりました。

 

とはいえ、ひっくり返してお腹を

 

診るとなると、かなりの難行^^;

 

嫌がるメリーを無理やり押さえて

 

検査をしたところ

 

脾臓が破裂しそうなくらい肥大

 

そして、肝臓にも黒いボコボコが

 

無数にあることがわかりました。

 

このせいで圧迫されて息が

 

上がっていたようでした。

 

もっと早く気付いてあげられたら、

 

と・・・後悔するばかり悲しい

 

脾臓が心配ではあるけれど、

 

開腹手術をしても治る見込みはなく

 

老齢なのでそもそも手術に耐えられるか

 

など、、4年前に乳腺ガンと

 

肥満細胞腫の手術をした時とは

 

条件が変わってしまっていて。

 

埼玉県の所沢にある、日本で唯一

 

動物のガン専門の病院を紹介して

 

もらい、そこで検査もしました。

 

そちらでも概ね見立ては同じで

 

手術するかどうかは・・・という

 

状況。しかも今回は貧血があるため

 

輸血が必須になります。

 

動物の場合、人間のような

 

「血液バンク」がありません。

 

したがって、必要に応じて飼い主が

 

血液提供してくれる犬を見つけて

 

お願いしなければならないのです。

 

相手のワンちゃんにも一定のリスクが

 

あるので、おいそれと頼める案件では

 

ないし・・・

 

初めは、双子の息子たちは手術を

 

した方がいいと主張してましたが

 

色々考えて、緩和ケアの方がいいの

 

かもという話になりました。

 

そうこうしているうちにも、日に日に

 

衰えていく姿をただ見守るしかなく。

 

とうとう後ろ足が立たなくなって

 

全く動かなくなりました。

 

玄関の土間のところに新聞紙を

 

敷いて、そこでずっと寝ていたのですが

 

29日の朝、急に痙攣をし始め

 

えづくような感じで苦しそうに

 

もがいて、そのうちふっと力が抜け・・・

 

しばらく静かに呼吸をしていたものの

 

そのまま息絶えてしまいました。

 

2日前には散歩にも行ったのに

 

1日で急激に衰弱してしまった。

 

結局、何もしてあげられませんでした。

 

元々、あまり人間に甘えるタイプの

 

子じゃなくて、最期もひとりで耐えて

 

そのまま逝ってしまいました。

 

背中をなでることしかできなかった。

 

 

双子たちは、たまたまひとりは

 

風邪で仕事を休んでいて

 

もうひとりも事情があって休職中の

 

身だったので・・・

 

一緒に看取ってあげられたのが

 

せめてもの救いでした。

 

とはいえ、、

 

何よりも大切にしていたメリーちゃん

 

を失った悲しみははかりしれず。

 

「どこにもいない」という現実に

 

日が経つほどに押しつぶされそう。

 

みんなで最期は見送りたいと思い

 

全員揃うのが先週の日曜日だったので

 

その日にお寺に予約して

 

実家の両親も一緒にお別れして

 

きました。

 

 

昔飼っていた犬も同じお寺で

 

お見送りしたのですが、

 

近年のペットブームの影響か

 

随分施設自体も立派になって

 

いました。

 

家の他にも何家族か来ていて

 

それぞれ思い思いに最後の

 

時を過ごしていました。

 

 

人間のお葬式と同じように

 

読経もしてくださり

 

お焼香をしたりと本格的でした。

 

ワンコ自身のため、という以上に

 

人間側が気持ちに区切りをつける

 

ためなのかもしれません。

 

 

お別れは悲しく、寂しく、辛いけど

 

ずっと多分、痛みや息苦しさで

 

辛かったろうから・・・

 

やっとその苦痛から解放されて

 

いわゆる「虹の橋」の向こうで

 

軽くなった身体で元気に

 

走り回っていてくれるかな?なんて

 

思ったりします。


 

 

 

 

 

ペット同伴OKな宿に一緒に

 

行ったときの写真です泣くうさぎ

 

 

これは、当時毎年参加させて

 

頂いていた、年末恒例のお餅つき

 

に連れて行ったときに撮った写真。

 

「奇跡の1枚」と言われるほど

 

可愛く撮れました。

 

 

 

 

 

仔犬時代

 

 

 

これは正月に実家の近くの

 

公園で遊んでいた時の動画

 

息子たちがこういうのを

 

たくさん撮っておいてくれて

 

良かったです。

 

 

晩年のお年寄りメリー

 

お散歩でゆっくりゆっくり

 

歩いていると、

 

近所の方や通りすがりの方に

 

「がんばってね」

 

「良く太ってるねw」

 

などと声をかけていただき・・・

 

あまり近所付き合いのない

 

地域なのですが、メリーちゃんの

 

おかげで知り合いも増えました。

 

 

 
部屋を片付けて、メリーちゃんの
 
祭壇を作りました。
 
生前に描いておいたメリーの絵も
 
一緒に。。
 

 

 

まだ生きていたときに

 

ご本人(犬)にもお披露目しました。

 

自分だってわかったかな?にっこり
 

 

 

 

今年のも一緒に見に

 

行けました。

 

車に乗せて無理やり、だけど。

 

 

 

今はただ、あのもふもふが

 

触れないこと

 

匂いを嗅げないこと、

 

”チャカチャカ”という、爪が床に

 

当たる足音が聞こえないこと

 

ごはんの支度している時

 

何かもらえないかと台所の

 

床で待機する姿がないこと

 

探しても探しても家のどこにも

 

いないこと。

 

そうした日常の中の変化が、

 

ジワジワとボディブローのように

 

効いてます。かといって

 

「いない」状況に慣れてしまうのも

 

悲しい。

 

いて当然の存在がいない不自然さ

 

を受け止めつつ・・・

 

いつか向こうへ行ったときには

 

きっとまた逢えると信じて昇天

 

 

メリーちゃん、いままでずっと

 

私たちを癒してくれてありがとう

 

家の子になってくれて

 

ありがとう

 

助けてあげられなくてごめんね。

 

また逢う日まで。。