今月の料理教室では、キムチ作りを中心に韓国料理を
作っています。
塩漬けした白菜に、ヤンニョムという合わせ調味料を塗り込んで
漬けたのがキムチですが、このヤンニョムから作ります。
日本の味噌のように、各家庭の作り方があると思うので
レシピも星の数ほどあるのでしょうけれど、
基本は大根やにんじんなどの野菜と、唐辛子、魚介類、
果物、しょうがやにんにく、塩、砂糖といった調味料を混ぜ合わせ
これらが発酵することでおいしいキムチになります。
↑ヤンニョムです。
市販のキムチの素などを使って簡単に作る方法もありますが、
これだと実は発酵はしません。本来、ヤンニョムには魚介の
塩漬け(アミの塩漬けやイカの塩辛など)が入ります。
それらが白菜などの野菜についた乳酸菌の発酵を促すのですが、いわゆる「キムチの素」には入っていないのでそれだけでは発酵しないというわけです。
市販のキムチもほとんどは発酵していないので、「キムチ風漬物」
といったところでしょうか。
魚介の塩漬け・塩辛は旨味成分も含まれるので、美味しくなる
素とも言えます。
色々材料をそろえるのはちょっと大変ですけど
やっぱり自分で作ったヤンニョムはそれだけで食べても美味しい♪
今回のメニューのひとつである「チーズタッカルビ」も、
普通はコチュジャンで味付けをするのですが、鶏肉をヤンニョムに
漬けてから焼くとより一層美味しくなります
日本の糠漬けなども発酵食品ではあるものの糠を洗い流してしまうので
せっかくの乳酸菌も取れてしまいますが、キムチはそのまま食べる
ことでたくさんの乳酸菌を摂取できるのが特徴。
また、自然発酵させたキムチには1億数千個・100種類以上の
乳酸菌が含まれると言われています。
そのほとんどが、植物を培地とした「植物性乳酸菌」で
生きたまま腸に届くツワモノです。
市販のキムチは発酵による味の変化(酸味が増すなど)を防ぐ
ために敢えて発酵をさせず、旨味成分を添加しているので
もし「発酵食品」としてキムチを食べるならやはり手作りか、
韓国産の、本来の作り方をしているものを購入するのが
おススメです。
毎回、レッスンの際にシークレットメニューを用意しています。
今月は韓国の海苔巻き「キンパ」
あくまで「オマケ」のメニューなのでレシピはつきませんが…
こちらでご紹介したいと思います。
これもいろんな具材があるので、お好みでということになりますけど
シンプルなものを選んでいます。
作り方はコチラ→ 韓国海苔巻き☆キンパ
にんじんと小松菜のナムルを巻いています。
個人的にこのにんじんのナムルがお気に入りです♪
これだけで食べても美味しい♡♡