『一人一人の雰囲気がその場全体の雰囲気をつくる』
研修などでよく言っているのですが、
今回ディズニーランドで、改めてそのことについて考えさせられました。
キャスト(スタッフ)のサービスが素晴らしいと言われているディズニーランド。
今回は以前行ったときとは違った目で、
キャストにも注目して過ごしました。
正直言って、全員が全員素晴らしい!といわけではなく、
プライドを持ってお仕事をしているキャスト、
あくまでもお仕事としてこなしているキャストと、違いは感じられました。
が、
『キャスト』と呼ばれている理由を理解し、
しっかりと自分の役割を完璧に演じきっているキャストをたくさん目にすることができました。
もちろんアトラクション、景色、音楽などの果す役割は大きいでしょう。
でも、そこで働くキャストが『素』の状態であったなら、
確実にあの夢の国の世界観は崩れます。
特に、フェイスキャラクターと呼ばれるかぶりものをしないキャラクター(シンデレラや王子)の完璧さには目を奪われました。
舞台メイクに近い濃いメイクや衣装で、
生身の人間っぽさがほとんど感じられないところに、
完璧なしぐさや表情!
誰かが演じているとは思えない隙のなさ!
例え大きな蜂が飛んできたなどのハプニングがあったとしても、
きっと動じずに演じきるのだろうなと思わせてくれました。
今回たまたまアリスと一緒に写真を撮ったのですが、
もう、アリス以外の何者にも見えませんでした。
遠くから見ても、間近で見てもアリスでした。
もちろん全てのお仕事に必要なこととは言えませんが、
雰囲気にも価値があって、その雰囲気づくりには
スタッフ一人一人の雰囲気が大切ということを
もっと重要視してもいいのではないかな~、と思います。
自分の仕事は
どんなサービス内容で、
価格帯はいくらくらいで、
お客さまはどのような方が多く、
どのような店内でユニフォームは?
その上で、お客さまはどんな雰囲気を求めているのか、
スタッフはどんな風にすればその雰囲気を作り出せるのか。
ちょっと考えてどこかひとつ変えてみるだけで
ずいぶんと変わってくると思うのです。