よく使われているけれど、本当は間違っている。

合っているのに、使う人が少なくて使えない。

間違っていないけれど、なんか変だと感じる。



そんな言葉遣いや敬語って、たくさんある。



特に最近気になるのは、

『おられる。』


本来は、
『いる』の謙譲語。

なので、
私は一日中おります。

母はこのように申しております。

というように、自分(自分側)に使う敬語。


でも、
◯◯様はおられますか?

言っておられました。



というように、尊敬語として使っているケースをよく見聞きします。

正しくは、
◯◯様はいらっしゃいますか?

おっしゃっていました。(言われました。)




言葉遣いは時代によって変わるので、

昔は間違いと認識されて誰も使っていなかったものが、何となく使われるようになり、

そのうち、使う人の方が多くなって市民権を得て、使わない人の方が間違っているかのようになることも…。


特にテレビに出ている人が使っていると、一気に広まってしまうような気がします。

現に、
人気のMCやコメンテーターの弁護士がテレビ番組で使っていました。

ありゃ〜。



この『おられる』も、
このまま行けば10年後には当たり前に使われるようになるのかもな〜。





声をかけられやすい人、

声をかけられにくい人、

簡単に言えばそれだけだけれど、

要は
選ばれるか選ばれないか、ということ。




場合によっては選ばれない方がいいこともあるけれど(街頭での怪しい何かの勧誘などね。)


でも、大体の場合は選ばれた方がいい。


その時はなぜまた私?
この人数の中でなぜ私?

と思うかもしれないけれど、長い人生で見たら、
選ばれる回数が多い=何かのチャンスが多い

ということになると思うのです。


これまでのお仕事で、そのような場面をたくさん目にしてきました。


同じコスチュームを着た、同じくらいの容姿のメンバーの中で、なぜかダントツで声をかけられる人。

何人かが一列に並んでいるのに、

奥にいるのに、

一番遠い位置にいるのに、

やっぱり声をかけられる。


もちろんその逆もあります。


1日が終わる頃には、経験値に大きな差が出ます。
例えば三日間のお仕事であれば、最終日の終了間際の時点で、できることとできないこと、知っていることと知らないこと、
同じ時間を過ごしたと思えないほどの開きが出ます。


選ばれる人とそうではない人の違いは何か?


自分が選ぶ立場で考えたら答えは簡単。



私は昨日病院へ行ったのですが、受付に4人の女性がいました。


もちろんみんな同じ制服を着て椅子に座っていました。
誰に声をかけてもいい状況です。


でも私は病院に入って、全員が見える受付の3メートル前で、どの人に行こうと決めていました。

その女性は
唯一、作業をしながらでも目配りをし、

声をかけやすい柔らかな表情。

髪はスッキリまとめており、

背筋はスッと伸びている。


これだけで、

感じよく、しかもきちんとした対応をしてくれそうだと感じたのです。

実際そうでした。


よく道を訊かれる人は、声をかけやすい雰囲気なのでしょう。
きちんと答えてくれるように見えるのでしょう。


時には自分ばっかり損、
面倒くさい、
急いでいるのに、

などと思うこともあるかもしれない。


でも、
やっぱり選ばれないよりは選ばれる方がいいと思うのです。
お正月も終わり、本格的にお仕事復帰。


全くお仕事をしない期間は2ヶ月弱でしたが、

ずっとやってきたことでも休んでしまうと、
どことは言えないけれど、何となくペースが掴めないような、
思ったようにできないような気がします。

感が鈍るってやつですね。


先日は、

2年に一度の札幌モーターショーのお仕事をしてきました。
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最近は講師業が多い中で、久しぶりに接客をする機会がある仕事です。


表情、立ち居振る舞いなんかは研修などでしょっちゅうやっているし、もう体に染み付いているので全く意識しなくてもできますが、

やはりリアルな現場ならではの受け答えや、目配り、気配り、やるべきことの優先順位のつけ方、

そういったことはヘタになったように感じました。

1日経つ頃には何となく取り戻ってきてはいたけれど、

「あぁ。やっぱり現場から遠ざかると、いろんなことが鈍るなぁ。」とつくづく思います。


それに、
お客様が求めるものやこちらの対応も、なんとな〜く時とともに変わっているような…。

そういう事も、現場に出ていないとわからなくなります。

今年は仕事に関してどこまで動けるかわかりませんが、
なるべく現場に出るような機会を増やせたらいいな。