よく使われているけれど、本当は間違っている。
合っているのに、使う人が少なくて使えない。
間違っていないけれど、なんか変だと感じる。
そんな言葉遣いや敬語って、たくさんある。
特に最近気になるのは、
『おられる。』
本来は、
『いる』の謙譲語。
なので、
私は一日中おります。
母はこのように申しております。
というように、自分(自分側)に使う敬語。
でも、
◯◯様はおられますか?
言っておられました。
というように、尊敬語として使っているケースをよく見聞きします。
正しくは、
◯◯様はいらっしゃいますか?
おっしゃっていました。(言われました。)
言葉遣いは時代によって変わるので、
昔は間違いと認識されて誰も使っていなかったものが、何となく使われるようになり、
そのうち、使う人の方が多くなって市民権を得て、使わない人の方が間違っているかのようになることも…。
特にテレビに出ている人が使っていると、一気に広まってしまうような気がします。
現に、
人気のMCやコメンテーターの弁護士がテレビ番組で使っていました。
ありゃ〜。
この『おられる』も、
このまま行けば10年後には当たり前に使われるようになるのかもな〜。