モンゴルにて… | メリーマックイーン公式ブログ

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長年に渡るニューヨークでの活動を終え、
関西を中心にでライブ活動を行う、メリーマックイーンのブログです。
主にいじめ撲滅や自殺防止の為に歌うボーカリストです。

今朝、モンゴルのネタを書いて、懐かしくて思い出しました。


もう4年前の話です。


まさか自分がモンゴルなんて国に行くことになるなんて、思ってもみませんでした。

それは、社長の気まぐれから始まって…

あれよあれよという間に、話が現実になりました。


丁度このゴールデンウィークが始まるときでした。飛行機のアクセスが悪くて、仁川国際空港で5時間以上も待ったのを覚えています。


現地に着いたら、お迎えに2人も来てくれていて、日本語が話せる通訳さん、とても良い人のドライバーの二人でした。

私はミュージシャン仲間で、モンゴル語を勉強された方がいらっしゃって、少しのジョークが混ざった挨拶をすると、これがウケて(笑)楽しさと少しの緊張の出張が始まりました。

兎に角長旅だったので、ホテルに着いたらビールを探しました。そして、冷蔵庫の中にあったビールを取り出したのですが、栓抜きがありません!通訳さんに「栓抜きありませんか?」とききますと「歯で開けてください」と言われ(笑)ホテルのフロントに訊きますと、そこでも「歯で開けてください」と言われ(笑)どんなとこやねん!と何回もツッコミました(笑)

そう言ってたらホテルは停電になるし…本当に焦ることばっかりでした!


次の日、通訳さん同行の元営業活動を行いました。ある程度運転してくれたのですが、都合で車が使えないときはタクシーにしようと言われました。

しかし、タクシーが見当たらないのです…

どうするのかな?と思ってたら、その辺に突っ立って、手を振り上げました。


????


と思ってると、何の変哲も無い普通の車が止まりました。

そして彼女が「乗ってください」と言うではありませんか!

少し戸惑ってると、彼女が教えてくれました。モンゴルではタクシーが無くて、こうして適当に手を上げると、タクシーのバイトをしたい庶民が止まってくれる。後は値段交渉して乗れば良い!

へー!って思ったけど、そんなん俺一人やったらどうすんねん?と微妙に焦りが(笑)


しかし、モンゴルって、実は凄い親日の国なんです。東日本大震災の時も、何処よりも真っ先に義援金を送ってくれたのがモンゴルでした。それもあって、日本への留学生も多く、タクシーに乗ると、日本語を話す人に何人も会いました。

食べ物は兎に角肉🍖🍗です!

肉🍖肉🍗肉🍖!

だから力持ちが多いですよ!

女性も背が高くて、たくましい方が多いです。

痴漢なんてしようものなら、思いっ切り引っぱたかれるらしいです(笑)だから、モンゴルの痴漢はゼロみたいですね!


言葉が通じなくても、毎日顔を会わしてると少しずつ現地の人とも仲良くなります。3日目の夜だったと思います。空港まで迎えに来てくれたドライバーさんが、観光に連れて行ってくれました。

二人とも身振り手振りで話ながら(笑)本当に楽しい夜でした。

そんな時、1番助けてくれるもの!それが音楽なんです。彼の好きな音楽を車で掛けてくれましたが、ずっしり重たいブルース調のギターでした。歌声も低い声が格好良くて、しびれましたね。

皆と仲良くなって、もうちょっと居たいな…って思う頃に、私は帰国の途につきました。

お別れの時にささやかなプレゼントを頂きました。

それがこれです…


帰りのバスの中で撮影しました。

そう、栓抜きでした(笑)

皆がいっぱいの笑顔で私を送り出してくれました。

また会いましょう!

そう願って別れたけど…

皆どうしてるのかな?


あれから4年…残念ながら今は誰もその会社に残ってません。

その内日本に移り住んだお二人とは今でも繋がってます。ライブにも来てくれました。

この栓抜きを眺めながら、懐かしく思い出しました。

今は、そんな思い出を懐かしく胸に秘めて、精一杯歌うことしか出来ません。

皆、お元気で!

そして、いつかまた会いましょう。